食品工場の技術職は、いろいろな経験ができ向上心ある人向きの仕事
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投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 4.00
- 仕事内容
- 4.00
- やりがい
- 4.00
- 働きやすさ
- 4.00
- 給料・年収
- 3.50
- 休日・待遇
- 3.50
- 成長・将来性
- 4.00
- メッセージ
-
日本の食品工場は、世界的にみてもレベルが高く、新商品開発から生産管理・品質管理までさまざまな仕事に携わることが出来ます。
もちろん品質管理だけしかしていない人もいますが、できればいろいろな業務を経験した方が、技術職としてその後の能力開発にも有効です。
例えば、食品工場では大手から中小まで、クリーンルームが導入されていることが多く、その管理は最先端の半導体工場のものと同じです。
食品工場は保守的とみられがちですが、いろいろな技術を体験できるという観点では、技術職にとっても興味深い職場です。
- 仕事内容
-
国内大手食品メーカーの場合は、北海道から九州まで数工場を有している場合があり、その場合、いろいろな勤務地事情も関与します。
工場毎の職場や担当は、どの工場でもほぼ同じですが、勤務地の気象なども関与するので、少しづつ変わります。
製造工程だけではなく、食品工場では重要な排水処理などは、気象状況も大きく影響します。
また最近では、食品工場といえども、機械メーカーなどと同様な自動化設備なども設置されることがあり、自動化システムの開発も盛んですので、それなり勉強も必要となります。
- なるには
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食品企業への就職、特に食品系技術職には、理系学部の卒業が必要となります。
工学部でも食品系技術職が可能ですが、一番よいのは、農学部系(生物生産など)の学科を出ておけば、就職後の業務(食品の品質管理など)には便利です。
- やりがい
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一番達成感があるのは、設置した製造用設備が順調に動いたときです。
他の工場では導入されていないような特に新しい機器では、うまく稼働しないこともありますが、その原因をつぶすことは技術職としても、非常にやりがいのある仕事です。
また、北海道工場では冬の時期の勤務がつらいこともありますが、朝の雪景色の光景には癒されます。
逆に夏には、旅行好きの人にとっては、車で一日で岬まで走ることも可能で、たとえば夕暮れの利尻富士を遠方に見ながら走れるのは、絶景といえる風景です。
- 向いてる人
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できれば真面目に、コツコツと努力する人の方が向いていると思います。
コンサル会社などとは違い、一時期のパフォーマンスを発揮するだけの人(食品会社にもそのような人もいますが)はあまり向いていませんし、「技術職」という職種の特性ともいえます。
- 給料・年収
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食品業界は、それほど給与は高くはありませんが、勤続年数に応じて、月収や企業年金などの待遇はよいと思います。
最近はなくなってしまいましたが、確定給付年金(確定拠出ではなく)の制度を持つ大手企業も、以前はかなりありました。
- 成長・将来性
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確かに国内人口が減少していきますが、衣食住の業務はいつまでもなくなりませんし、電子・機械業界のように、今後の変動が予想される業界に比べて、安定性もあります。
また国内食品大手は、現在海外展開に特に注力しているので、海外への展開も見込めます。