【2021年版】スクールカウンセラーの給料・年収

スクールカウンセラーの平均年収・給料の統計データ

スクールカウンセラーの平均年収・月収・ボーナス

現在、スクールカウンセラーとして働いている人の多くは「非常勤職員」の立場です。

これはフルタイムで働く「常勤」とは異なり、週に何日か、決められた時間だけ学校に出勤する働き方です。

非常勤職員の給料は「時給制」もしくは「日給制」が一般的で、専門性が求められることから時給にすると3,000円~5,000円ほどが相場とされ、やや高めです。

しかし、フルタイムのように安定して長時間働けるわけではないため、年収についてはどれくらいの日数・時間働くかによって大きく変わってきます。

なかには複数の職場を掛け持ちしたり、場合によっては別の仕事をしたりして、生計を立てている人もいます。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
スクールカウンセラー
(Indeed)
329万円 時給:1,011円
日給:24.9万円
スクールカウンセラー
(給料BANK)
298万円~389万円 平均給料:24万円
20代の給料:19万円
30代の給料:24万円
40代の給料:30万円
初任給:19万円

スクールカウンセラーの平均年収に関するデータはそこまで多くありませんが、上記の結果からは、300万円~400万円程度がボリュームゾーンと考えられます。

給料BANKのデータからは、初任給や20代は低めの給料で、年齢が上がって経験を積むと徐々に昇給していくことが見えてきます。

スクールカウンセラーの手取りの平均月収・年収・ボーナスは

スクールカウンセラーの手取りは、勤務先と雇用形態によって異なります。

公立学校で働くスクールカウンセラーの大半は非常勤職員であり、時給もしくは日給で給料が支払われます。

もし時給4,000円で、年間100時間勤務をする場合には、ざっと見積もって年収40万円、月給は3万円強です。

これだけではとても生活できないため、複数学校での勤務を掛け持ちしているスクールカウンセラーが多いです。

1つの学校あたりで働ける時間はさほど長くないため、どうしても複数校で働く道を選択せざるを得ないのが、非常勤のスクールカウンセラーの大変なところです。

ボーナスについては支給されることもありますが、常勤(フルタイム勤務)でない場合、そもそもの報酬額(基本給)が低いことから常勤に比べて多くはもらえません。

スクールカウンセラーの初任給はどれくらい?

公立学校の非常勤職員で働くスクールカウンセラーは、「会計年度任用職員」として、1年限りの契約となることがほとんどです。

勤務条件は明確に定められており、初任給については、一般企業に新卒正社員で入社する人とはやや異なり、あくまでも「採用時に決められている報酬(時給・日給)がいくらか」ということになります。

1年間しか契約を結びませんから、採用時に決められた報酬がその後、変わることは通常ありません。

報酬は教育委員会や自治体によって異なります。

スクールカウンセラーの福利厚生の特徴は?

スクールカウンセラーの大半は非正規雇用の「非常勤職員」の身分であり、手当などの福利厚生面を含めた雇用環境がまだまだ整備されていないのが事実です。

手当に関しては通勤手当(交通費)の支給はあるものの、住居手当や資格手当などはない場合がほとんどです。

また、社会保険もないため、自分で国民年金や国民健康保険へ加入しなくてはなりません。

一方、私立学校などで常勤勤務をする場合は、各学校が定める福利厚生が適用されます。

学校によっては社会保険完備や住居手当、扶養手当、資格手当、超過勤務手当など多様な手当があり、大手企業にも負けず劣らずの手厚い待遇の下で働けることもあるようです。

スクールカウンセラーの給料・年収の特徴

時給制で働く人が多い

現在、スクールカウンセラーとして働いている人の多くは「非常勤職員」の立場です。

非常勤職員とは、いわゆる非正規雇用にあたり、週に何日か、1日のうち決められた数時間だけ学校に出勤します。

給料については、フルタイムで働いて固定の月給がもらえる常勤職員とは異なり、給料に関しては「1時間あたりいくら」の時給制、あるいは「1日あたりいくら」の日給制が一般的です。

その金額は契約内容によって変わりますが、平均的には時給にして3,000円から5,000円ほどになることが多いようです。

専門性が高いことや責任の大きい仕事であることから、やや高めの時給設定といえるでしょう。

別の本業をもつ人もいる

非常勤職員は週に数日しか仕事がないこともあるため、時給は高めでも、1ヵ月のトータルの給料で見てみると、それほど高くはならないこともあります。

常勤のように安定して長時間働けるとは限らず、また福利厚生や待遇も常勤に比べて劣る場合が多いことから、厳しい生活を送っている人もいるようです。

あまり仕事がない人の場合は、1ヵ月で15万円に届かないこともあります。

ただし、「精神科医」や「大学教授」が本業の合間に週に1日だけスクールカウンセラーとして働いているといったケースでは、本職の給料が高いため、年収もそれなりの金額になるでしょう。

スクールカウンセラーの勤務先別の給料・年収

公立学校

公立学校で働くスクールカウンセラーは、各都道府県や市町村の教育委員会の管轄です。

求人も教育委員会によって出され、募集の多くは「非常勤職員」としての身分です。

教育委員会によって応募資格・採用条件の内容には違いがありますが、大学・大学院で心理学を専門的に学び、「公認心理師」や「臨床心理士」の資格を持つ人が対象となるケースが大半です。

時給にして3,000円~5,000円ほどが相場で、1回あたり3~4時間程度、年間で50~200時間程度の勤務となることが多いようです。

ほとんどは1年間の任期付き契約であるため、1年後にはまた新しい求人を探さなくてはなりません。

私立学校

私立学校で働くスクールカウンセラーは、各学校が出す求人に対して応募し、採用されるかたちで働きます。

雇用形態は常勤・非常勤の両方があり、スクールカウンセリングに力を入れている学校だと、常勤で働けるところもあります。

私立学校の給料は各学校が独自に規定するため、勤務先によって変わってきます。

時給制であっても、公立学校の平均時給より高い給料で働ける場合もありますし、常勤であれば安定した収入が得やすいでしょう。

しかし、ほとんどの学校ではスクールカウンセラーを何人、何十人と採用することはありません。

むしろ一人だけ、ということも多々あるため、欠員が出ない限り新規採用が行われないことが多いです。

スクールカウンセラーが収入を上げるためには?

スクールカウンセラーは心理学の広く深い専門知識が求められる職業ではありますが、現状では、まだ給料・待遇面ではあまり恵まれていないといわれています。

近年、保護者や教員とは別の専門家の立場から、子どもが抱える複雑な心の問題に寄り添うことの重要性が強く叫ばれるようになり、スクールカウンセラーを配置する学校は確かに増えました。

徐々にスクールカウンセラーの雇用条件も改善に向かっている傾向ですが、それでも大半の人が非常勤で働いている現実があります。

非常勤では収入アップを望んでもどうしても限界が出てしまいますし、長期的に同じ職場で昇進やキャリアアップを目指すのも難しいです。

多様な知識を身につけ、経験を積み、教育以外の領域も含めた「カウンセラー」として独立するなどの方法もありますが、成功することは簡単ではありません。

ただ、スクールカウンセラーに求められる「公認心理師」や「臨床心理士」の資格は非常に専門的ですから、それをうまく生かして活動する方法を模索できれば、活躍フィールドが広がり、収入アップにつながる可能性があります。

臨床心理士の仕事
公認心理士の仕事

とはいえ、この職業はお金以上に仕事に対する強い「使命感」や「やりがい」を感じている人も多いです。

それがないと、なかなか長期的に続けていくのは難しいかもしれません。