建設会社社員に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
建設会社社員に向いている性格・適性
体力に自信のある人
建設会社の仕事は、職種によって多少の違いはあるものの、総じてかなりハードです。
代表的な仕事のひとつである施工管理では、日中は工事現場を監督し、夕方以降は事務所でデスクワークをこなさなければなりません。
納期直前ともなれば、連日にわたる深夜残業が続くこともあり、「体力勝負」となるケースも珍しくありません。
工事現場は危険ですので、睡眠不足でフラフラした状態のまま指揮を取っていると、注意不足から思わぬ事故やけがに遭う可能性も高まります。
したがって、建設会社社員は、体力的に無理が効くタイプの、タフな人が向いているでしょう。
学生時代に部活動や地域のクラブ、体育会などに所属し、スポーツや武道の経験がある人は、建設会社の適性が備わっているといえます。
リーダーシップのある人
建設会社社員は、現場監督として、大工や職人、設備業者、土木作業員など、たくさんの人を統率しなければなりません。
しかし、建設現場で働く人はさまざまで、年齢も幅広く、それまでのキャリアや能力、性格などもバラバラです。
このため、建設会社社員には、立場の異なる人たちをまとめられる、リーダーシップのある人が向いています。
ちゃんと自分の話を聞いてもらえるかどうか、指示に従ってもらえるかどうかは、仕事をスムーズに進めるうえできわめて重要です。
とはいえ、リーダー像はひとつというわけではありません。
先頭に立ってグイグイ引っぱっていくタイプの人もいれば、親しみやすさや魅力で、自然と周囲を巻き込んでいくタイプの人もいます。
学生時代に、クラスや委員会、部活動、サークルなど、なんらかの組織を率いた経験のある人は、そのときの経験が役に立つでしょう。
計画を立てるのが得意な人
建設会社では、工程管理、予算管理、人員管理、安全管理など、さまざまな計画を立てて、それに基づいて工事を進めていくことになります。
とくに工程管理は非常に重要で、クライアントやほかの業者に迷惑をかけないよう、納期に必ず間に合わせるために、日々の進捗状況を細かく管理していかなくてはなりません。
日常生活においても、時間やアポイント、お金など、きちんと計画的に行動できるという人は、建設会社社員に向いているでしょう。
たとえばスケジュール帳やスケジュールアプリで毎日の予定を必ずチェックするという人や、人との待ち合わせでは絶対に遅れないように乗換案内を調べていくという人は、適性があるといえます。
性格的にいえば、几帳面で真面目なタイプの人が建設会社に向いており、大雑把で細かいことを考えなくても気にならないというタイプの人は建設会社には不向きです。
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建設会社社員に向いていないのはどんな人?
プレッシャーに弱い人
建設会社の仕事は、プレッシャーの連続です。
仕事は安全かつ正確に、そのうえで絶対に納期を守らないといけませんが、工事は不測の事態がつきものです。
雨や雪で工事が遅れることもありますし、資材や工具が足らなかったり、図面が寸法と合わないこともあります。
けがや病気などで現場作業員が急遽休みとなり、作業が進まないこともあります。
建設会社社員は、「自分がいくらがんばってもどうにもならない」という非常に強い精神的ストレスに耐えつつ、柔軟な発想で難局を乗り越えていかなくてはなりません。
プレッシャーに弱いタイプの人では、建設会社の仕事はつとまらないでしょう。
マイペースに働きたい人
世の中には、一人でコツコツと進めていくタイプの仕事も数多くありますが、建設会社の仕事は、それとはちょうど真逆にあたります。
他部署の社員や社外の業者、クライアントとともに、何度も何度も意見をすり合わせながら、慎重に仕事を進めていかなければなりません。
建設会社の仕事はチームプレイであり、協調性や気配りが必要ですので、マイペースな性格の人にはきわめて不向です。
マイペースなタイプの人は、建築士や設計士など、個人で手掛けられる領域の広い専門職を目指したほうがよいでしょう。