住宅メーカー社員の志望動機と例文・面接で気を付けるべきこと

住宅メーカーを目指すきっかけで多いものは?

住宅メーカーは、建設業界に属する数ある企業のなかで、かなり事業内容が絞られています。

全国展開している一部の大手ハウスメーカーを除けば、マンションなどの大型建築や事務所や店舗などを手掛けることもありません。

このため住宅メーカーを目指すのは「戸建て住宅」とに対する理想やあこがれが強い人が多いようです。

住宅メーカー各社は、それぞれに独自性のある商品ブランドを展開していますので、漠然と住宅メーカー業界を志望しているというよりも、ピンポイントで志望する企業があるという人が目立ちます。

エントリーシートや面接の際には、そのような熱い気持ちをぶつけてみるとよいでしょう。

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住宅メーカーの志望動機の考え方

住宅メーカーの志望動機は、「どうしても住宅メーカーでなくてはならない」という必然性が感じられる内容にすることが大切です。

「住まい」を扱いたいというだけでは、ゼネコンなどの建設会社やマンションディベロッパーでもいいのでは、不動産会社でもいいのではということになってしまいます。

どうして住宅メーカーにひかれるのかという点を、自己分析や業界研究をしっかり行ったうえで、自分なりの志望動機にまとめてみましょう。

就職活動の時点で、自分で家を買ったことがある、あるいは購入を検討したことがあるという人はほぼいないでしょう。

だからこそ、各企業のこだわりや販売戦略について丁寧に研究する必要があります。

住宅メーカーの志望動機の例文

企業理念を理由とする場合の例文

「私は昔から環境問題について関心があり、大学では大気汚染を研究するゼミに所属しています。

Co2の排出量増加に伴う地球温暖化に対して、私たち一人一人がもっと当事者意識をもって真剣に向き合わなければなりません。

御社は世間的な注目度が高まる以前から、「持続可能開発目標」、SDGsについての取り組みに積極的で、ゼロエネルギー住宅(ZEH)も多数手がけておられます。

自分の住宅がZEHなら、そこで暮らす家族の環境意識も高まっていくはずです。

ZEHの普及に積極的に取り組んでおられる御社で、環境に優しい住宅の普及に努めていきたいと思っています。」

過去の経験を理由とする場合の例文

「私の家庭はいわゆる転勤族で、学生の間に何度も家族全員で引っ越しました。

そのたびに社宅や借上げマンションなどに移り住み、ほかの人よりもさまざまな住居で暮らす経験をしてきました。

その実体験を通してわかったのは、本当に暮らしやすい家にするためには、動線を考え抜かなければならないということです。

御社の住宅は、鉄骨造の頑強さを駆使して、柱のない広々としたリビングなど、木造では不可能な柔軟な設計をできる点に強みがあり、間取りのバリエーションの豊富さに魅力を感じました。

これまで数多くの家に住んできた経験を生かして、営業職としてお客さまの家づくりのサポートしたいと思っています。」

将来やりたいことを理由とする場合の例文

「私が御社を志望するのは、「どんな地震がきてもびくともしない街づくり」を手掛けたいからです。

御社は自社工場で生産ラインをもつ、規格化されたツーバイフォー住宅を数多く販売しておられ、大規模分譲の実績も豊富と伺いました。

私は東日本大震災の際に、ほとんどの住宅が倒壊している映像に衝撃を受けました。

しかし、耐震性と耐久性に優れたツーバイフォー工法であれば、もっと被害は軽減できたはずです。

御社の住宅販売を通じて、人々の安心・安全を守ることが私の目標です。」

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住宅メーカーの面接で聞かれること・注意点

住宅メーカーの面接では、志望動機や学生時代にがんばってきたこと、自分の強みや弱みといった一般的な質問に加えて、「同業他社との比較」について質問されることがよくあります。

たとえば三階建ての家を多く手掛けている、二世帯住宅に強い、北欧から建材を仕入れている、価格面に競争力があるなど、住宅メーカー各社の特徴はさまざまです。

面接官は、住宅メーカー業界に関する専門知識をたずねることで、その学生がどの程度本気で住宅メーカーを目指しているのか、自社の志望順位をおしはかろうとします。

そのような質問に答えるためには、面接までにしっかりと主要企業の情報を整理しておくことが必要です。

採用試験を受ける予定のない企業でも、比較のために一通りは調べておくことをおすすめします。

周辺知識が補強されれば、結果的に第一志望の企業に対する理解も深まるでしょう。

住宅メーカーの自己PRのポイント

ひとつの住宅をつくるまでには、住宅メーカーのさまざまな部署が関係します。

営業担当がお客さまに接客し、そこでヒアリングした内容を設計担当が引継ぎ、生産担当が資材をつくって、施工担当が組み上げます。

そうした仕事をスムーズに行うためには、個々がそれぞれの役割をまっとうする「チームワーク」の精神が非常に重要になります。

住宅メーカーの採用試験においては、部活動経験やアルバイト経験など、具体的なエピソードを交えながら、自身の協調性や献身性をアピールすると効果的です。

また、昨今は少子化による人口減少や、未婚率の上昇、高齢化に伴う独身世帯の増加などを受け、住宅メーカー業界は曲がり角を迎えつつあります。

転換期においては、既存のビジネスモデルにとらわれない新しいアイデアを出せる人材が求められる傾向にありますので、発想力や企画力をアピールするのも有効でしょう。

住宅メーカーの志望動機で悩んだら、転職エージェントに相談してみよう

未経験や中途で住宅メーカーへの転職を目指しているものの、志望動機や面接に自信が持てない場合は、転職エージェントで添削を無料で受けるのもおすすめです。

不動産の分野に強い転職アドバイザーがしっかりサポートしてくれるので、書類通過率や合格率をアップさせることができます。

また、業界情報を聞くことができたり、住宅メーカーの「非公開求人」の情報を得ることもできます。

まだ転職するか迷っているという段階でも、早めに専門家のアドバイスを聞くことでキャリア選択の幅を広げることができるでしょう。

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