住宅メーカー社員のつらいこと・大変なこと・苦労

住宅メーカー社員のつらいこと・大変なこと

ノルマとの戦い

住宅メーカーの営業職のつらい点として、まず真っ先にノルマの存在があります。

住宅メーカーでは、役職や年次に応じて、1か月の目標成約件数が定められているケースがほとんどです。

社員は常に自分に課せられたノルマを意識しなければなりません。

しかし住宅は非常に高額であり、ほかの商品のように簡単に売れるものではありません。

また、昨今は少子高齢化の影響もあって、マイホームを購入したいという顧客そのものが減少傾向にあり、ますます仕事の難易度が上昇しています。

一生懸命がんばっても、目標を達成するどころか、1か月で1軒も契約が取れないということもあり得ます。

そうしたときには、きわめて大きな精神的ストレスを受けるでしょう。

労働時間が長い

住宅メーカーでは、どんなときでもお客さまの都合を最優先で仕事を進めなくてはなりません。

レイアウトの変更を求められれば、すぐさま設計担当部署と協議して新プランを練らなくてはなりませんし、「この日に打ち合わせしたい」といわれれば、休日でも出勤しなければなりません。

どれだけ迅速に、かつ柔軟に対応できるかが、契約を取れるかどうかの分かれ目になることもあります。

しかたなく夜遅くまで残業したり、休日出勤を繰り返していくうちに、労働時間が増えるのが住宅メーカー社員の大変さです。

近年は過労死などが社会問題になったこともあり、無理な働き方をしないよう是正されつつありますが、それでも日々の生活が仕事中心になることは覚悟しなければならないでしょう。

労働時間が長いぶん、残業手当や休日出勤手当などで金銭的なメリットは大きくなりますが、ワークライフバランスという観点からみると、住宅メーカーはあまり恵まれているとはいえないかもしれません。

住宅メーカー社員の悩み

住宅メーカーでは、設計のすべてが自分の思い通りになるわけではありません。

住宅メーカーの多くは、それぞれに自社のブランドを抱えており、使用する工法や資材、工場の生産ラインなどがある程度決まっています。

それによって、間取りや構造、機能などに、自ずとできる・できないという限界が生じることになります。

このため、お客さまから「こうして欲しい」という指示を受けても、あるいはお客さまの要望に沿うにはこうしたほうがいいというアイデアがあっても、必ずしもそれを実現できるとは限りません。

創意工夫が100パーセント生かされるわけではない点が、社員が悩みを抱えやすい部分です。

営業担当であっても設計担当であっても、仕事に対して真面目で、お客さまの願いを叶えたいという気持ちが強い人ほど、そうしたジレンマに苦しむことになります。

住宅メーカーを辞める理由で多いものは?

住宅メーカーはノルマから受ける精神面のきつさや、労働時間の長さによる体力的なきつさなど、心身ともにかなりハードな仕事です。

そのぶん、仕事からは大きな達成感が得られますし、金銭的にも恵まれているほうですが、やはり人によって合う・合わないが分かれやすいといえます。

住宅メーカーを辞める理由も人によってさまざまであり、プレッシャーに耐えられなくなったという人もいれば、時間的にもう少しゆとりをもって働きたいという人もいます。

また、設計の自由度の低さに物足りなさや悔しさを感じて、独立して自分の理想通りの設計を手掛けるために、脱サラしていく人もいます。

業界全体でみても、住宅メーカーの離職率は決して低くはありません。

心身の健康を保てなければ、長く住宅メーカー社員としてキャリアを伸ばすことはできません。

ライフワークバランスをどのように整えていくかは、住宅メーカー社員にとって課題となるでしょう。