人材コーディネーター部門で働くには
人材コーディネーターになるまでの道のり
人材コーディネーターは、おもに人材派遣や人材紹介などのサービスを手掛ける「人材サービス会社」で働いています。
就職のために必須の資格はなく、会社によっては未経験の人でも積極的に採用していますし、学歴不問の場合もあります。
大手企業では大卒の総合職として就職し、会社の中で人材コーディネーターとしての配属を希望するケースが多いです。
会社によっては、人材コーディネーターの雇用形態は正社員ばかりでなく、契約社員からのスタートとなるところもあり、働きぶりや成果を見て正社員として登用します。
人材派遣会社の中には、「看護師」や「ITエンジニア」「福祉・介護職」など、ある専門分野に特化した人材派遣サービスを手掛けているところがあり、各業界の経験者は優遇されることがあります。
人材コーディネーターの実務については入社後に学んで覚えていくことができますが、この仕事では各分野の雇用情勢をよく理解しておく必要があるため、さまざまな方面への人脈を持っていると仕事にも役立つでしょう。
20代で正社員への就職・転職
人材コーディネーターになるための学校の種類
学歴は「大卒以上」が条件になることもありますが、「学歴不問」で採用を行っている会社も多いです。
基本的には大学卒なら就職先の選択肢が広がるため有利になります。
大学は最低4年間通うことになり、国公立では卒業までの学費が250万円~、私立ならたいてい300万円以上は必要です。
新卒でない場合には、人材コーディネーターには学歴よりも職歴や適性が重視される傾向があります。
基本的には人材コーディネーターになるために有利な学部・学科などはないため、多様な人材が人材コーディネーターとして活躍しています。
求職者との面接など、人の機微に敏感であることが求められることから心理学の勉強が役立つ場合はありますが、必須ではありませんし、就職時に評価されることもほとんどありません。
人材コーディネーターの資格
人材コーディネーターとして働くにあたって、必須の資格はありません。
未経験からこの仕事をスタートすることも可能ですし、何も資格を持たずに活躍している人材コーディネーターはたくさんいます。
人材コーディネーターの仕事に関連する資格では、国家資格の「キャリアコンサルタント」は評価されることが多いですが、民間資格はそれほど評価にはつながりません。
キャリアコンサルタント資格は、特定の講習の受講または実務経験が受験のために必要で、その上で国家試験に合格する必要があります。
学科試験は8,900円、実技試験(論述・面接)は29,900円で、合格率は例年50~60%ほどです。
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女性の人材コーディネーターの現状
人材コーディネーターは、女性も活躍している職種です。
女性は男性よりも働き方が多様で、ライフステージにおける悩みなども多い傾向があります。
そのため、女性の求職者に対しては女性の人材コーディネーターのほうが面談がスムーズに進んだり、女性の細やかな気遣いが生きてきたりすることがあります。
また、この仕事ではさほど体力を要しないため、性別による体力面の有利・不利が生じにくいのも特徴です。
正社員だけでなく契約社員などの雇用形態も多いため、ワークライフバランスを重視する女性にとっても、働きやすい仕事といえるでしょう。
今後も多くの女性が人材コーディネーターとして活躍していくと予想されます。
人材コーディネーターは子育てしながら働ける?
人材コーディネーターは女性に人気がある仕事で、女性の比率も多いことから、女性が結婚・出産後も働けるように制度が整えられている会社も多く見られます。
一方で、仕事上、夕方から業務が立て込むことも多く、どうしても残業が多くなる傾向があります。
登録スタッフへの連絡が夕方以降になりがちなことや、期日までにスタッフのマッチングを行う必要があることなどがその理由です。
そのため、責任ある正社員の立場で仕事を続ける場合、子どもが大きくなるまではパートナーの協力が必要となるでしょう。
難しい場合は、雇用契約を変更し、定時での帰宅や休日が保証された契約社員で働く方法があります。
人材コーディネーターを目指せる年齢は?
人材コーディネーターになる上で、年齢の制限はありません。
ただし、未経験の場合は仕事を覚える必要があるため、若い人が好まれる傾向があります。
未経験でも、対人コミュニケーション能力の高い人や深い業界知識を有する人などは年齢に関係なく採用されることも多いです。
基本的には年齢よりも職歴やコミュニケーション能力が問われるため、自分に合う会社を探したり面接対策を行ったりという面に力を入れるとよいでしょう。
人材コーディネーターへの転職を検討するなら、転職エージェントに相談してみよう
未経験や中途で人材コーディネーターを目指す場合には、転職エージェントに登録しておくのもおすすめです。
人材コーディネーターの仕事に詳しい転職アドバイザーから話を聞くことができたり、人材コーディネーターの「非公開求人」の情報を得ることができます。
まだ転職するか迷っている、そもそも人材コーディネーターが自分に合っているか不安という段階でも、専門家のアドバイスを聞くことでキャリア選択の幅を広げることができます。
リクルートエージェントは、転職エージェントの中で最も求人数が多く、転職実績もNo.1となっているので、まず登録しておきたいエージェントです。
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