ガス会社社員のやりがい・楽しさ・魅力
ガス会社社員のやりがい・楽しさ
社会の役に立てる
生活や経済活動などあらゆるシーンでガスは必要とされており、それらを支えるガス会社は社会にとって重要な存在です。
原料調達から基地メンテナンス、営業や事務職などあらゆる職種がありますがどれも利用する人のためになるのはもちろん、地域や社会の役に立つため大きなやりがいを得られるでしょう。
加えて、社会を支えているという責任感を大きく感じられるのも特長です。
一度供給が止まれば大勢の人が困るだけでなく、経済的にも大きな損害を与えます。
ガス業界は、生活はもとより日本経済を支える分野の一つといっても過言ではありません。
地域発展に貢献できる
ガスは地域に密着している事業が特長です。
大手であると東京ガスは首都圏を中心に、大阪ガスは大阪府を中心に2府5県、東邦ガスは愛知県・岐阜県・三重県、西部ガスは福岡県・長崎県・熊本県を中心にガスの供給をしています。
全国規模で展開する企業や業界に比べれば、大手4社であっても地域は限定的といえます。
つまり自分たちの働きは地域に影響しやすい環境といえますし、地域の発展に大きく貢献できるということでもあります。
地域に根差した仕事をしたい人にとってはモチベーションにもつながると考えられます。
新しいビジネスにチャレンジできる
2016年の電力自由化に続き、2017年にはガスの全面小売自由化がスタートしました。
LPガスはもともと自由化されていますが、ガス分野において販売比率約65%を占めている都市ガスは業界にとって大きな転換期といえます。
同じエネルギーを扱う電力会社の参入に加え、異業種からの参入もあり、シェア争いがより表面化するでしょう。
何もしなければ当然売り上げは下がるため、新しい商品やサービスの開発を行う必要があります。
また、ガスの販売だけに頼ったビジネス展開ではなく、これまでのノウハウを生かした新規事業へのチャレンジも増えるかもしれません。
電力会社と協力して新しいエネルギー産業を創り出したり、ガス機器メーカーと共同で画期的な機器を開発したり、可能性はどんどん広がります。
新しい分野にチャレンジできる楽しさは今後も増えてくるでしょう。
20代で正社員への就職・転職
ガス会社社員の魅力
ガスの小売自由化によって競争を問われつつありますが、日本のインフラを支える重要な業界であるため企業としての安定感は抜群といえます。
地域に根付いたビジネス展開をしているため売り上げも安定しており、給与や福利厚生でも恵まれている方といえます。
特に大手ガス会社は年収面でも優遇されています。
東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、西部ガスの有価証券報告書(2020年3月現在)を見ると、4社の合計平均はおおむね615万円です。
東京商工リサーチによると、上場企業約1800社の平均年収は629万円(2019年3月決算時)という調査結果が出ており、若干低いですがほぼ同等の年収を得られるようです。
当然、ガス業界にも事業規模による違いがあるため、すべての会社が給与面で優遇されるわけではありません。
ただし、冒頭で触れたようにニーズがあり続ける業界であるため、安定感を損なわないのは大きな魅力といえます。