女性の栄養士のキャリアパス・結婚後の生活
妊娠・出産を希望する栄養士には、それら大きなライフイベントを経て仕事をどうするかという問題がつきものです。
本記事では、女性の栄養士の現状や結婚後の働き方などを紹介します。
女性の栄養士の現状
職場によって、育児に対する理解やサポートの制度などはさまざまです。
正社員の場合、最近は育児に対する理解も深まってきていますが、事前にしっかりと確認しておいたほうがよいでしょう。
職場にもよりますが、栄養士の勤務時間はだいたい9時から17時ごろまでというところが多く、残業はそれほどありません。
しかし、小さい施設の場合栄養士が1人だけというところが大半なので、時間の融通があまりきかないかもしれません。
20代で正社員への就職・転職
女性の栄養士の強み・弱み
女性栄養士としての強みは、なんといっても家庭での経験が生かせることです。
男性栄養士も増えてきてはいますが、栄養士は大半が女性で、家庭で料理を担当するのもまだまだ女性が多いのが現状です。
限られた予算内でどれだけおいしく調理ができるかということは、大量調理・家庭料理のどちらにも共通した考え方です。
栄養士は子育てしながら働ける?
働きやすい事業所を選ぶ
大きな施設の場合、子育てに対する協力・理解が得やすいかもしれません。
複数の栄養士が配属されている場合が多く、栄養士同士で役割分担ができるためです。
給食会社などぎりぎりの人数で回していることが多い職場に勤務している場合は、会社側と相談して働きやすい事業所を選ぶという方法もあります。
アルバイト・パートや派遣の栄養士として働く
栄養士は正社員だけではなく、アルバイト・パートや派遣などの雇用形態で働くこともできます。
妊娠・出産や子育てによるライフスタイルの変化に合わせて雇用形態を変えるのもひとつの手です。
正社員と比べると勤務時間などの調整は格段にしやすくなり、求人数も多いため働きやすいといえるでしょう。
フリーランスの栄養士として働く
栄養士の経験を積んで、フリーランスとして活躍している人もいます。
個人の栄養指導をしたり、料理教室を開催したりするほか、原稿依頼を受ける栄養士もいます。
企業勤務の場合は勤務形態に制約がありますが、フリーランスの場合は、家庭の環境や自分のやり方に合わせて働くことができます。
自分で仕事を探す必要はありますが、比較的自由に物事を決められ、長年培ったノウハウを活かせるので、自由度が高い仕事がしたい人には向いています。
20代で正社員への就職・転職
栄養士は女性が一生働ける仕事?
栄養士は結婚や妊娠を機に辞めても、慢性的な人手不足も手伝って再就職しやすい仕事です。
自分のライフスタイルに合わせて働き方を選べるため、長く働くことができる職業であるといえます。
パートナーや家族との時間を大切にできるという基準で職場を選ぶのもよいでしょう。
また都道府県庁・市町村などで働く公務員の栄養士は、17時ごろに帰宅可能なところが多いですから、勤務時間を固定したい人には向いているでしょう。
女性の栄養士のキャリアパスのまとめ
栄養士は慢性的な人手不足から再就職しやすい職業です。また、正社員のほか、アルバイト・パート、派遣社員などさまざまな雇用形態の求人があります。
ライフスタイルの変化に合わせて働き方を変えることができるのは大きな魅力です。工夫すれば栄養士として長く活躍できるでしょう。