カスタマーサポートのキャリアパス
製品やサービスを熟知した人材へ
カスタマーサポートは、顧客からのさまざまな問い合わせを受ける立場になるため、自社で取り扱う製品やサービスのことを誰よりも熟知している必要があります。
日頃から製品・サービスの知識を蓄えておき、つねに顧客に適切な情報を提供できるように努めることはもちろんですが、もうひとつこの仕事で重要な役目となるのが、顧客から集めたクレームや意見などの情報を社内の設計・開発部門などにフィードバックすることです。
カスタマーサポートは顧客の生の声を聞ける貴重な立場であり、実際に顧客からの声が、新製品の開発や既存サービスの改良に結びつくこともあります。
したがって、カスタマーサポートとしてキャリアを積んだ人が、製品・サービス企画部門などの仕事に携わることになるケースもあるようです。
社内で昇進していく
おもにコールセンターでは、カスタマーサポートとして実力をつけていくと「スーパーバイザー(SV)」という役職にステップアップする人が多いようです。
スーパーバイザーは、オペレータースタッフの管理・監督を行う立場であり、チームをまとめたり、マネジメントしていく力が必要になってきます。
また、会社によってマネージャーや部門長、リーダーといった役割を任せられることもありますし、さらに、限られた人になりますが、現場たたき上げの役員を目指すなど社内でキャリアアップしていくことができます。
転職をしてスキルアップを目指す
もうひとつ、転職をしてより幅広い業務に携わったり、スキルを磨いていく道も考えられます。
カスタマーサポートは転職者向けの求人も多く出ており、この仕事の経験がある人は、別の企業のカスタマーサポート部門でも歓迎されやすいでしょう。
また、外資系企業でもカスタマーサポートは不可欠な存在となっています。
日本企業でのカスタマーサポート実務経験に加え、英語力を生かして外資系企業へ転職する人もいます。