バレーボール選手に向いている人、適性

プロ選手の自覚をもって努力を続けられる人

日本女子バレーボールのエースで、トルコのガラタサライでプレーする木村沙織選手は、かつて「私、努力ってしたことないんです」と語ったことがあります。

木村選手は、バレーボールの名門・成徳学園高校(現下北沢成徳高校)時代に全日本代表のメンバーに選ばれ、「スーパー女子高生」と呼ばれた選手です。

高校卒業後は東レ・アローズに入り、チームと全日本の両方でエースとして活躍、ロンドン五輪では銅メダル獲得に貢献しました。その後、年俸1億円でトルコのワクフバンクに移籍、2013年は同じトルコのガラタサライでプレーしています。

木村選手は、高校生の頃から「スーパー女子高生」と呼ばれる天才型選手だったことから、努力しなくても思い通りのプレーができたのでしょうか。いいえ、違います。本人が、こう語っていました。

「出来ないことがあったら、出来るまで練習するのは当たり前。苦手なプレーは得意になるまで練習する。これって当たり前のことだから、努力とは違うでしょう」

木村選手は、努力を努力と思っていないのです。日々の練習ではつらいことも、苦しいこともありますが、その練習はVリーグでの勝利やオリンピックのメダルにつながっているはずです。

もっと上手になりたいという向上心が強く、少々のことではその気持ちがブレないからこそ、日々の練習で努力することは当たり前なのです。そして、そういう気持ちで練習してきたからこそ、1億円プレーヤーになれたのでしょう。

日本のバレーボール界には、木村選手のように実力的も、メンタル面でもお手本になる選手がいます。

将来、バレーボールの選手になりたいなら、小さいうちから努力を努力と思わないで、日々のどんな練習にも工夫しながら頑張れる選手になりたいものです。

バレーボールの選手になって世界で戦えるのは、豊かな才能に恵まれて、かつ、たゆまぬ努力の続けられる人です。

パイオニア精神で頑張れる人

日本のバレーボール界は、今、転機を迎えています。大企業チームに所属して恵まれた環境の中、将来の心配もなくバレーボールを続けられることは幸せですが、ハングリー精神をもって努力してきた世界のトップ選手たちにはなかなか勝てません。

最近、日本のバレーボール界ではクラブチームが注目され始めました。

スポンサー集めから自分たちで行う厳しい環境に身を置き、人間としてひと回りも、ふた回りも成長することで、世界の荒海でも通用する選手を育てていこうというバレーボール関係者が増えているからです。

そんなチームでは、努力を努力と思わず、日々地道に頑張ることのできるプロ中のプロが求められています。