バレーボール選手の身長、身体能力、ジャンプ力

高いジャンプ力が魅力の迫田さおり選手

全日本女子に、迫田さおり選手というスパイカーがいます。

身長は175cmですが、ジャンプ力が75cmもあります。高いジャンプ力を活かし、対空時間の長いバックアタックを得意とする選手です。

2012年ロンドン五輪でも、韓国と対戦した3位決定戦で23得点と大活躍。1984年のロス五輪以来、28年ぶりのメダル獲得に大きく貢献しました。

全日本女子の平均身長、ジャンプ力

全日本の女子選手の平均身長は約177cmです(2015年現在のリベロの選手を除いた平均です。以下同じです)。

175cmの迫田選手は、平均身長より少し低いですが、ジャンプ力は、全日本の女子選手の平均が約65cmなのに対して10cmも上回っています。

迫田選手は、高いジャンプ力を活かし、最高到達点も3m05と、平均値(約3m)を上回っています。

重視されるのは最高到達点

バレーボールは、男子が高さ2m43、女子が高さ2m24のネットを挟んで戦います。

そのため、身長が高いに越したことはありませんが、ジャンプ力が伴わなければ、少しでも高い位置からスパイクを打ったり、高いブロックで相手の攻撃を防ぐことができません。

そのため、バレーボールで重視されるのが最高到達点です。助走をつけてスパイクを打つ時の最高到達点は、全日本男子の平均が約3m40〜50、全日本女子が約3mです。

ブロックに跳ぶ時の最高到達点は、アタック時最高到達点より約10cm低くなっています。

女子でも、ロシア代表の平均身長は約191cm。多くの国が180cmを超えています。世界のトップ選手は、最高到達点も3m20を超えてきます。

全日本女子の真鍋監督は、全日本女子の平均身長より10cm以上高い相手と互角に戦うための練習をしています。

身長190cm以上の男子選手にスパイクを打ってもらい、それをレシーブする練習を繰り返したり、ポジションを固定せず、誰もが攻撃する新しい戦術を試したりしています。

全日本男子の平均身長、ジャンプ力

全日本男子の平均身長は、2015年のメンバーで約195cmです。これまでは平均身長が190cm前後でしたが、2015年からチームを率いた南部正司監督が、あえて大型チームを編成しました。

全日本男子の平均ジャンプ力は約90cm、アタック時の最高到達点は平均で3m40cmくらいです。

それに対して、欧米の強豪国なら190cm台は当たり前で、2m以上の選手もたくさんいます。アタック時最高到達点も、3m50を超えてきます。

高校バレー選手の平均身長、ジャンプ力

統計をみると、日本で190cm以上の男子バレー代表を選ぼうと思えば、男性人口全体の2%くらいから選ぶことになるそうです。その数、約120万人といいます。

しかし、年齢を考えると、もっと母体となる人数は少なくなりますし、その中から運動能力の高い選手というと、対象者もかなり限られてきます。

ちなみに、高校選抜は、男子が平均身長約185cmで、アタック時最高到達点が3m30。女子は平均身長が約173cmで、アタック時最高到達点は約2m85です。