新人小説家にとって大事なこと

二作目が大切

新人の小説家は二種類に分かれます。簡単に言えば、処女作で売れた売れた人とそうでない人です。

文学賞を受賞すると、その受賞作が出版化されます。そこでどれだけ売れたかによって今後の命運が分かれると言っても過言ではありません。目安としては10万部です。ベストセラーと呼ばれるもので、このベストセラー作家は全国でも数えるほどしかいません。

新人小説家が最も大事にしなければならないのは、この処女作と、そして2作目です。出版社は大体がこの二作、厳密に言えば、二作目の作品に重きをおきます。

そのためには、新人小説家はまず早く二作目を書きあげなければなりません。処女作から一年以上過ぎて出しても、もう話題性もなくなり、無名の作家として書店の片隅に置かれるだけです。

出版社としては同じ年に出したいはずです。何故なら、権威ある文学賞に受賞したら、話題性に富み、書店でも大々的に売り出してくれます。

少なからず発行部数も増えるでしょう。そこで評判が良かろうと悪かろうと、次の作品が翌年発行であれば、人々も忘れてしまい、興味もうすれてしまいます。

一発屋にならないように

二作目を同年に出すためには、その新人小説家の執筆のスピードに依存します。新人小説家のほとんどにありがちなのが、「ストックを持っていない」ことです。すぐに書けるようにテロップだけでもざっと書いておいたり、二作同時進行で執筆することも大切です。

そして、同年に出した二作目も売れれば、固定ファンも付き、次回作からコンスタントに発行部数を伸ばしていくことができます。そして芥川賞に選ばれる可能性もでてくるのです。

しかし、以上のことが上手くいかないと、文学賞の一次選考の下読みなどなかなか日の当たることがかなわなく、多くの人が小説家になれたものの挫折し、生活することができなく会社と兼業します。もちろん会社と小説家を兼業できる人は限りなくゼロに近いです。

小説家の新人時代は小説家として今後やっていけるかどうかの分岐点でもあります。一発屋にならないようにすることが肝要です。