小説家の仕事内容

小説家の仕事とは

小説家とは、物語を創作し、小説として発表をしている人のことです。

文学、推理小説、SF小説、歴史小説、ライトノベルなどさまざまなジャンルがあり、1つのジャンルの小説しか書かない小説家もいれば、多岐にわたるジャンルでマルチに活躍する小説家もいます。

ひとつの作品が完成するまでためには多大な労力を必要とし、何年もアイデアを温め、取材をしたり資料を集めたりして構成を練り直し、ようやく形になることも少なくありません。

小説家の業務の内容

小説の執筆

小説家の大きな仕事は小説を執筆することです。

小説を執筆するためには、小説のネタとなるアイデアを出したり、編集者と企画を練ったり、資料を集めたりと様々な準備が必要です。

執筆スタイルは人それぞれで、一般的なサラリーマンと同じように時間を決めて仕事をする人、夜間に集中して仕事をする人、自宅とは別に仕事場を構えて執筆する人などさまざまです。

広報・宣伝・ファンサービス

小説を執筆し書籍化をする際には、広報や宣伝も欠かせません。

テレビや雑誌のインタビューに答えたり、サイン会などのファンイベントを開催したりします。

特にサイン会は読者に直接会える貴重な機会のため、自分のファンがどのような年齢層や男女比なのかを知る重要なチャンスでもあります。

また、近年ではSNSなどで自分の考えや情報を積極的に発信し、読者と交流する小説家も増えてきています。

賞の審査員

小説家としての実力が認められるようになると、新人小説家の作品や新人賞に応募してきた作品を審査する立場となります。

新しい小説家の作品を見出すこと、そして芥川賞や直木賞など社会的にも注目される賞の審査をすることは非常に責任感のある仕事です。

講演・執筆指導

小説家のなかには、自分の作品の背景や執筆の仕方を講演する人もいます。

また、小説家としてのスキルを生かして、小説の書き方教室などを開き執筆指導をする人も少なくありません。

小説家の働き方

小説家は、基本的に一人で仕事を行い、フリーランスとして活動します。

出版社と契約し、どういった内容の小説を書くか、ページ数や原稿料、執筆ペースなどを自分で担当者と相談しながら仕事を進めていきます。

小説家としての給料だけでは生計を立てられず、さまざまな仕事を兼業しながら作家活動をしている人も少なくありません。

ヒット作を連発する売れっ子作家の場合は、自分で個人事務所を設立したり、マネージャーを雇ったりして、執筆以外の雑務をほかの人に任せて仕事をしている人もいます。

小説家の仕事の流れ

アイデアを出す

小説の大まかな構想や「こんな話を書きたい」というアイデアを出します。

これは自分で1からアイデアを出す場合もありますが、出版社や編集者側から「このテーマで執筆してください」とテーマを指定される場合もあります。

多くの人を感動させ売れる小説を書くためには、小説家は日頃から日常のあらゆるところにアンテナを張っている必要があります。

編集者と打ち合わせる

ある程度のアイデアが出ると、担当の編集者と実際にどのようなストーリーにするのか、どのような結末にするのかなどを細かく設定し具体的な企画をつくりあげていきます。

編集者は商業的に売れる本を作らなくてはならないため、読者の一人としてさまざまなアイデアを出し、小説家とぶつかることも少なくありません。

しかし、ここでしっかりと方向性を考えておかなくては、のちの執筆で行き詰ってしまうこともあるため、編集者とじっくり打ち合わせることは非常に重要です。

取材・インタビュー

リアリティの高い小説を書くためには、資料集めが欠かせません。

編集者が資料を集めることもありますが、小説家が自ら取材やインタビューを行うことは珍しいことではありません。

小説の舞台となる地に現地に足を運び、その地域の人たちに触れ実際の声を聞くことは、インスピレーションをはたらかせるためにもとても大切なことです。

また、小説内の登場人物をより詳しく書くために、さまざまな境遇・職業の人にインタビューをして話を聞いたり、メールでやりとりして資料を集めたりすることもあります。

プロットの作成

企画が具体的に固まったら、小説のおおまかなあらすじや方向性を決める「プロット」というものをつくります。

小説家はこのプロットに基づいて小説を執筆していきます。