このサイトはエッセイスト(随筆家)を目指す人のための情報サイトです。

エッセイスト(随筆家)の仕事内容

エッセイとは、筆者が体験したことや得た知識をもとに、想いや考えを文章にしたもので、エッセイストはその筆者を指します。

文学の中では「散文」の手法にあたり、形式にとらわれず、読みやすく理解しやすい普通の文章で書かれているのが特徴です。

業務内容は主に執筆活動になりますが、書き上がったエッセイがどこに掲載され、どれだけの人に読まれるかは、そのエッセイストにより天地雲泥の差があります。

出版社から依頼を受けて指定されたテーマで執筆するエッセイストもいますが、このように書籍や雑誌として出版されるケースは、筆者がタレントや作家など、他に本職を持って活躍している人であることがほとんどです。

この場合の業務は執筆のみではなく、出版社の編集者との打ち合わせや修正依頼への対応なども発生します。

エッセイスト(随筆家)になるには・必要な資格は?

エッセイストは文章さえ書ければ、資格や学歴がなくても誰でも就ける職種です。

現に、ブログやホームページにエッセイを掲載して広告収入を得るレベルでも「エッセイスト」と名乗っている人はたくさんいます。

しかし出版まで至ることを目指すならば、筆者自身に、読者がその人の体験や知識を読んでみたいと思うだけの知名度や魅力がなくてはなりません。

そのため結果的に、本業としてのエッセイストはほとんどおらず、著名人の兼業であることが多くなっているのです。

一般人がエッセイストになるためには、エッセイ賞、小説の新人賞、文芸賞、シナリオ大賞などの文筆系コンテストで入賞することが近道ですが、非常に狭き門だといえるでしょう。

エッセイスト(随筆家)に向いている人

エッセイストに欠かせないのが、たくさんの人が興味を持つ人物であることです。

たとえば、一般的でない境遇にある人、特殊な経験をした人、一芸に秀でた人、独特の考え方を持つ人、ある道で成功を収めている人、専門分野における知識が豊富な人、カリスマ性のある人などがそれにあたります。

こうした多くの注目を集める魅力を持った人は、エッセイストの職種にもっともふさわしいといえるでしょう。

文章力や表現力、リサーチ力、交渉力があればなおいいですが、人の注目を集める魅力がある人であれば、これらの能力よりも執筆する内容の方が優先されるため、必須のスキルではありません。

エッセイスト(随筆家)の就職状況・雇用形態

社員として企業がエッセイストを雇用することは皆無だといってもいいでしょう。エッセイストを募集しているのはコンテストや賞の類です。

コンテストは大小さまざまあり、一年中募集をかけているものも少なくないため、応募するチャンスは常時あります。

こうしたコンテストに入賞する、人々の注目を集めるなどして出版社から書籍化のお呼びがかかった場合は、印税契約を結ぶのが大半です。

雇用形態は主にフリーランスですが、執筆家の兼業の場合などは、その人が所属する個人事務所やプロダクションなどを通して契約されることもあります。

また、雑誌に掲載される場合はその都度の契約、連載の場合は6ヶ月などの単位での契約となることが多いようです。

エッセイスト(随筆家)の給料・年収・待遇

エッセイストの収入は主に印税であるため、どれだけ書籍が売れたかによって大きな差が出ます。

また著名人の場合は、印税の他に多額の原稿料が発生することもあるようです。

さらに、ほとんどが兼業であるため、エッセイストとしての平均収入を推定することはできません。

雑誌の連載が続くと安定した収入になりますが、毎回違った興味深い題材をコンスタントに出し続けることは大変難しく、こうした仕事を依頼されるのはごく一部のトップエッセイストだけだといえるでしょう。

ベストセラーやヒット作が出れば次から次へと依頼が殺到し、印税生活も夢ではありません。

エッセイスト(随筆家)の生活・勤務時間・休日

自分の経験や知識を綴るエッセイストにとっては、生活そのものが仕事であるといえるでしょう。

映画や芸術を鑑賞する、旅行や飲食を楽しむ、人や動物を観察する、景色を見るなどといった体験のすべてに、エッセイの題材が眠っています。

執筆活動を行う時間帯や曜日は人によってまちまちです。徹夜で一気に書き上げる人や、1日に何時間と決めて執筆する人もいます。

専業のエッセイストであれば、休日も自分の都合に合わせて自由に決めることができますが、ほとんどが本業を持つ兼業エッセイストなので、一般的な会社員よりも忙しいことが多いといえるでしょう。

エッセイスト(随筆家)の現状と将来性

今は書籍が売れない時代だといわれていますが、エッセイ本は電子書籍へ、雑誌は電子書籍やサイトで閲覧できる方法などに姿を変え、エッセイは読み続けられています。

読者の誰もが新しい話題や面白いことを求めているため、エッセイストのニーズは一定数あり続けるでしょう。しかし、トップエッセイストに人気が集中し、新しい人材が台頭しにくいという現実もあります。

雑誌の連載などがあったとしても、突然打ち切られることもあるため、安定とは無縁の職種だといえるでしょう。

専業エッセイストを目指すより、他の道に本職をしっかりキープしておきながらコンテストに応募する活動を平行するのが得策です。