消防士(消防官)採用試験の体力試験

消防官採用試験の体力試験とは

各自治体が実施する消防官採用試験では、「筆記試験」や「面接試験」のほかに「体力試験」が設けられています。

消防士は常に自分の身を危険にさらしながら人命を救助する仕事であるため、業務を遂行するために必要な体力を備えていることは必須と考えられています。

多くの場合、1次試験として筆記試験をクリアした人だけが2次試験として体力試験を受ける流れとなっています。

具体的な体力試験の内容は各自治体によって少々違いがありますが、たいていは文部科学省の「新体力テスト実施要綱(20歳〜64歳対象)」に準じており、おもに以下の種目から導入されています。

体力測定の内容

握力

握力計を用いて測定します。

上体起こし

いわゆる腹筋運動です。2人1組になって行い、足を固定した状態で時間当たりの回数を計ります。

長座体前屈

床に腰をつけ、足を伸ばした状態で前屈します。身体の柔軟性を計ります。

腕立て伏せ

顎を床につけてカウントします。

反復横とび

時間当たりの回数を計ります。

シャトルラン

時間当たりの往復回数を計ります。

肺活量

肺活量計を用いて計ります。

懸垂

時間当たりの回数を計ります。

体力試験の合格基準と対策は?

体力試験の合格基準は、自治体によってだいぶバラつきがあります。

しかし、多くの自治体では受験者を成績の良い順に採用する相対評価ではなく、あらかじめ設けた一定の合格基準をクリアした者を採用する絶対評価を導入しています。

したがって、体力試験では緊張して無理をしたりせず、肩の力を抜いて今の自分ができる最高のパフォーマンスをすることを心がけましょう。

消防士にとって体力は大切な要素のひとつで、合格した後もトレーニングを欠かさず行うことになります。

人並み外れた体力が必要というわけではありませんが、運動することが嫌いである場合には、入隊後苦労することになるでしょう。

体力は自分で早い段階からトレーニングを行うことで、少しずつ高めていくことができます。筆記試験や面接試験の対策のみならず、体力試験の対策も行っておくとよいでしょう。