アメリカでも消防士は人気? 日本人がなれる?

アメリカでも最も勇敢な消防士

消防士は英語で「firefighter」といい、子どもから大学生までの憧れの職業となっています。

海外ドラマや映画などでも、消防士の活躍をテーマにした作品がたくさんありますし、消防士の人気がひじょうに高い点は世界中どこも一緒のようです。

また、アメリカではただ人気があるというだけでなく、社会的なステータスが高い職業として親しまれています。

アメリカは日本と同じく、市や区などの自治体単位で消防署が設けられており、なかでも有名なのは「ニューヨーク市消防署( the Fire Department of New York City:通称FDNY)」です。

ニューヨーク市は市内人口だけで800万人を超え、周辺都市部を合わせると2000万人以上が暮らしています。

そのニューヨーク市の緊急医療・消火活動・防災活動を一手に引き受けるのがニューヨーク市消防署であり、約11400人もの消防士・スタッフが在籍し、市の消防署としては東京消防庁に次ぐ世界2位の規模となっています。

ニューヨーク市は人口が密集した地域であるだけでなく、複雑に連なる地下道、広大な森林公園、歴史ある木造建築なども多数有しているため、災害から市民の生命を守ることは容易ではありません。

そのため、ニューヨーク市の消防士は「アメリカで最も勇敢な消防士」と呼ばれています。

最近では、ニューヨーク市が公式監修・公認するFDNYのグッズも販売されていることなどからも、FDNYで活躍する消防士が多くの人々にとっての憧れになっていることがうかがえます。

日本人がアメリカの消防士になるには?

ビザの発行で苦労するケースが大半

日本人がアメリカで消防士になろうとしたときに、やはり最も大きな壁となるのがビザの問題です。

職業に関わらず、アメリカで働くには就労ビザ、もしくは永住権を獲得する必要があります。

就労ビザはアメリカで働く際に最も一般的なパターンですが、アメリカの会社もしくはアメリカでビジネスをしている個人がスポンサーにならなければ発行されません。

さらに、ビジネスに必要不可欠な専門分野の学士以上の学位を取得する必要もあります。

アメリカの会社に出向するケースでない限り、就労ビザの取得はやはり難しいでしょう。

永住権を獲得するには

ビザ取得が難しい場合には、永住権、いわゆる「グリーンカード」の取得を目指すことになるでしょう。

永住権を日本人が取得する方法は、おもに「移民分散化プログラム(Diversity Immigrants Visa Program)」、通称「DVプログラム」となります。

このプログラムは、過去に移民ビザの発給が少ない国を限定し、抽選にて計5万人程度の移民ビザの割当を行うプログラムをいいます。

現在永住権を取得することはとても難しくなっていますが、アメリカで消防士になるためにはまずは永住権を獲得することが先決です。

犯罪歴などがなければほとんどの日本人が応募できるため、アメリカで働きたいという場合には、この制度を利用してみるとよいでしょう。

永住権を取得できれば、各自治体の消防士の募集要項に沿って試験を受けることになります。