棋士の仕事内容

常に勝つことが求められる

将棋の棋士は、名人を頂点とするプロ棋士が所属するリーグ戦(順位戦)で対局を行い、名人を目指すことが基軸の活動になります。

またそのほかにも各タイトル戦(棋戦)やトーナメント戦などに出場し対局を行います。そしてそれらの対局料や賞金で生計を立てます。

賞金で一番多いのは竜王戦で、優勝すればなんと4200万円を受け取ることができます(2012年現在)。また対局料でも一局あたり数十万円になるものもあります。

いずれにしても将棋で勝ち続け、多くの対局の機会を得て、優勝をめざすことが棋士にとって最も重要な仕事になります。

対局に臨むまで

プロ棋士になっても毎日対局があるわけではありません。2012年の実績では多い人でも公式対局は70局ほどです。

では、対局のない日はどうしているのかというと、多くの棋士は有志で作った研究会等に所属し、将棋の研究をしています。

将棋で勝てなければ、対局の機会も増えませんし、対局料・賞金も入ってこなくなります。対局に備え、常にその準備をするのも棋士の重要な仕事といえます。

将棋の伝道師として

プロ棋士はその職能団体である「日本将棋連盟」に所属します。将棋連盟は、「将棋の普及発展と技術向上、伝統文化の向上発展に寄与すること」を目的にしています。

つまり、将棋の技術向上だけではなく、将棋をたくさんの人に広めるという活動も棋士の重要な仕事の一つといえます。

具体的には各種イベントで指導対局やタイトル戦などでの解説。子供将棋教室やアマチュア向けの大会・教室などを開き、その運営に携わることもあります。また近年では国際交流等も行っており、さまざまな形で棋士が関わっています。