棋士の現状と将来性

「普及」が課題

棋士の将来性を語るには、将棋の普及が絶対条件です。ですが競技人口は減りつつあるのが現状です。将棋は日本の伝統文化ですが、その文化を守ることと普及することの両立は難しいのは他の文化とも同じ課題です。

お父さんくらいの世代では、子どもの頃、将棋をして遊んだという人も多いでしょうが、昨今はテレビゲームやインターネットなどの新たな文化の誕生で将棋をする人も少なくなりました。

これからはいかに将棋を存続させ、盛り上げていくのかが将棋界の課題になっています。

スポンサー問題

そんな中スポンサー(資金源)も確保しにくくなっている現状があります。将棋界のスポンサーの多くは新聞社です。新聞の片隅に将棋の棋譜や図解を見たことがある人も多いと思います。

その昔、将棋は多くの人の関心事であり、新聞社がタイトル戦を開催し、その棋譜や解説を掲載することにより、新聞が売れるということがありました。

ですが今では新聞を読む人の中にも将棋に関心がない方も多くなってきました。そこでその在り方を見なす新聞社もあるようです。

また、新聞社の経営も厳しくなってきているので、安定したスポンサーを獲得することは難しくなりつつあります。

敷居を低くし多くの人へ

そんな状況の中、日本将棋連盟もいろいろな策を打っています。たとえばインターネットの活用です。無料動画サイトで対局の様子を配信したりして将棋の魅力を多くの人に伝えようとしています。

また、将棋連盟も女流棋士の立場を確立することによって、女性の意見を取り入れるようになりました。

今まで男性社会で敷居が高いイメージがあった将棋をよりわかりやすく、多くの人に伝えるために女性やファミリー層との交流会等も多く企画されたりするようになっています。