女流棋士の活躍

男女に区別ない「棋士」の世界

将棋棋士は制度上、男女の区別なく、同じステップで棋士になることができる。しかし今まで女性で「棋士」になった人は存在していません。

その原因は将棋自体が女性に普及しておらず、プロ棋士を志す人がいても、棋士になるステップ(奨励会)で実力が及ばず勝ち抜くことができないのが原因です。

そうした状況で、女性への普及等も考え「女流棋士」という制度ができました。。

待遇改善へ

ですが、「女流棋士」は「棋士」ではないという考え方があり、日本将棋連盟では永らく女流棋士には正会員としての待遇を与えず、対局料等においても棋士とはかなりの格差がありました。

そんななか女流棋士の中に日本将棋連盟から独立する動きがあり、その結果、一部の女流棋士が新たに「日本女子プロ将棋協会」という組織を立ち上げました。

そのような状況もあり、現在では日本将棋連盟でも所属女流棋士にも一定の条件を満たせば「正会員」となることができるような体制となり、待遇改善が少しづつ進みつつあります。

女性の「棋士」は生まれるか?!

女流棋士の主な仕事ももちろん対局になりますが、女流棋士のタイトル戦や対局数は棋士に比べそれほど多くなく、また賞金・対局料も少ないのが現状です。

実質将棋の対局だけで、生活できる女流棋士はほんの一握りであり、トップ女流棋士の年収はでも男性棋士の10分の1、約1千万円(2010年の甲斐智美女流棋士)くらいです。

ですが対局以外にも指導や解説等において今、女流棋士の役割が大きくなりつつあり、幅広い層への将棋の普及という観点からもその重要性が再認識されています。

将棋は基本的には男女の区別のない競技であり、女性への普及がより一層進めば実力の底上げができ、近い将来女性の「棋士」が誕生するかもしれません。