学芸員の需要と求人・採用募集状況

学芸員の需要の状況

日本では公立私立問わず博物館の数は増加する傾向を示しており、平成二十年度の資料での博物館数は5775館に達していています。それにより学芸員の需要も一定数有り続けおり、博物館数と比例して学芸員の数も緩やかに増加しています。

同じく20年度の資料では学芸員の登録者数は3,012人にまで達しています。毎年学芸員の数は増加している状況です。

採用は競争が激しい

ただし、学芸員の統計上の「数」は増加していても、採用がその分増えているかというと厳しい面があります。学芸員は人気が高く、競争率は非常に高いです。数十倍は当たり前で、人気のある水族館や有名博物館に至っては100倍から200倍近くに達することもあるそうです。

毎年数千人の学芸員資格者が増えている以上、その分求められる学識や人間性の競争も高くなります。また、大学経営の予算が削られて、従来は学内にとどまっていた人材が、学芸員職を求める状況も出てきています。

資格はあったとしても高い競争率は覚悟しなくてはならないでしょう。

採用条件の変化

また採用条件も変化が出ており、行政改革の流れを受けて、正規雇用ではなく契約社員、派遣社員などにも変わってきています。現に博物館でも指定管理者など非正規雇用も増えてきて、勤務の態度よっては中途解約、契約満了による終了も覚悟せねばならなくなってきています。

採用されても待遇の面では過去とは違った苦しいところが出てくるかもしれません。

特殊な採用例としては有名な文化人や学者の方で、博物館の館長や名誉職的な管理職に招聘されるということもあります。