バイヤーの資格

「販売士」の資格をとる人も

バイヤーの仕事をするにあたって、特別な資格や免許は必要ありません。しかし、一般的に「持っておくと役に立つ」と言われている資格はあります。

そのひとつが、「販売士」の資格です。「販売士」は、日本商工会議所や全国商工会連合会が行っている「販売士検定試験」に合格した人が取得できます。

試験では、マーケティングや販売管理の知識を問われる筆記試験や面接試験があり、3級から1級までランク分けされています。3級の合格率は約69%ですが、1級の合格率は約25%と低いので、1級を持っていれば販売に関する豊富な知識をアピールすることができます。

「販売士」の資格は、流通業界で働く人にとっては定番とも言える資格です。バイヤーは商品を売買するプロフェッショナルなので、販売に関する知識は身につけておいて損はないでしょう。

この資格試験には年齢制限がないので、バイヤーをめざす学生のなかには10代のうちに取得する人もいます。

注目される「語学」の資格

また、アパレル業界でファッションバイヤーとして活躍したいと考えている場合は、日本ファッション振興教育協会が行っている「ファッションビジネス能力検定」や「ファッション販売能力検定」という検定を受けるという選択もあります。

いずれもファッション産業の知識から接客のポイント、顧客管理と販売促進の技術などを筆記試験で問われるものです。検定に合格すれば、ファッションビジネスに関する知識を持っていることを証明する手段になります。

さらに最近では、さまざまな商品の買いつけで、海外とやり取りする機会が増えてきています。

アメリカに洋服を仕入れに行く、ヨーロッパに食材を仕入れに行く、東南アジアに雑貨を仕入れに行く、韓国に電化製品を仕入れに行く…このようなことが日常的に行われているのです。

ですから、バイヤーにも語学力が必要になってきています。「TOEIC」や「実用英語検定」を受験しながら語学力を磨くことは、世界の市場で勝負ができるバイヤーになるためにはとても重要なことです。