海外で買い付けするバイヤーの仕事とは?

海外買い付けに行くバイヤーも多い

 
バイヤーは、国内各地の生産元をめぐって買い付けを行うだけでなく、世界を舞台に買い付けをすることもあります。

仕事内容は、既存ブランド品の商品を買い付けるほか、現地で市場調査を行って新規ブランドを開拓することもあります。

アパレル業界であれば春夏や秋冬といったシーズンごとに海外でも展示会が行われており、バイヤーは現地へ出向いて最新のアイテムをチェックし、買い付けを行います。

勤務先によっては、年間の3分の1程度の時間を海外で過ごすバイヤーもいるようです。

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海外買い付けの魅力と苦労

海外での買い付け業務に憧れてバイヤーを志す人も多いようですが、まだ日本では知られていないアイテムを見つけて国内に持ってくることができるのは、バイヤーとして働く魅力といえます。

もしその商品が日本でヒットすれば、バイヤーは国内に新しいトレンドをもたらした人となりますし、大きな自信と達成感を得ることができるでしょう。

しかし、海外で買い付けをするのは苦労も多々あります。

日本人同士ですら、相手側の利益とこちら側の利益は異なることを前提として、商談を進めるなかで落としどころをうまく見つけていかなくてはなりません。

話す言葉や文化、習慣、価値観も異なる国の人と折衝をし、商談をまとめるには相当なプレッシャーを感じることもあるでしょう。

とはいえ、それらの苦労を体験し、人間的に大きく成長できる点も魅力でしょう。

海外買い付けのできるバイヤーになるには

バイヤーとして海外でも仕事がしたいと考えるのであれば、やはり海外にも仕入れ先を持つ企業へ入社するのが一番といえるでしょう。

また、海外に在住している人で、日本でショップを経営する人と取引を行い、現地で販売されているアイテムを現地価格で安く仕入れて送ることをビジネスにしている人もいるようです。

最近では個人でネットショップを立ち上げる人が増えていることから、こうした形の個人でのバイイング業務も一般的なものとなっています。

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必要な英語力はどれくらい?

国内の商品だけを取り扱うバイヤーの場合、英語力がさほど重要視されることはありません。

しかし、海外で買い付け業務を行うバイヤーの場合、現地では日本語がほとんど通じないことが多いため、どうしても外国語の能力、とくにビジネスの場では英語力が求められてきます。

企業によっては買い付けに通訳を同行させることもあり、バイヤー自身にそれほど高い英語力は求められず、たとえ英語力が足りていなくても、高い交渉力などを持っていればバイヤーとして活躍できる可能性はあるようです。

とはいえ英語力を身につけておくと、交渉相手の微妙なニュアンスの違いを感じられるため、仕事もしやすくなります。

ビジネスを円滑に進めていくにはTOEICで最低でも750点~800点は必要とされています。

世界中で活躍するバイヤーになりたい人は、このくらいを目安に早くから英語力を高めておくとよいでしょう。