バイヤーの1日のスケジュール・生活スタイル

バイヤーの業務スケジュール

 

午前中は販売会議で戦略を練る

 
バイヤーの出勤時間は、店舗の開業時間に合わせて10時~18時頃になるのが一般的です。

出勤したらメールのチェックを必ず行います。

取引先から新商品のPRがメールでくることもありますし、店舗の売り上げに関する情報がメールでくることもあります。

バイヤーの仕事は常に最新の情報を掴むことが大切なので、こまめなメールチェックは欠かせません。

気になる新商品があったらすぐに取引先に電話して確認したり、ネットで情報をリサーチしたりしています。

お客さまが比較的少ない午前中に行われるのが、売れ筋商品の情報を共有したり今後の戦略を練ったりする「販促会議(販売促進会議)」です。

店長やバイヤーだけでなく、ときには広報担当者や売り場の販売員も参加して、これからどんな商品をどうやって売り出していくか作戦を立てます。

バイヤーはここで新商品のプレゼンテーションを任せられることがあります。

自分が売りたいと考えている商品に他の従業員にも共感してもらえるかどうかは、このプレゼンテーションの出来にかかっているともいえます。

午後は商談がメイン

 
昼食の休憩は正午前後に1時間ほどとるのが一般的ですが、忙しい日には、ほとんど休めないまま午後の商談に入ることもあります。

気になっている商品の生産元を訪問して品物を見せてもらいながら、どんなところがすぐれているのかを聞き出したり、価格の交渉をしたりして、購入を検討します。

取引先が地方都市や海外にある場合は、何日も何週間もかけて出張をすることも珍しくありません。

また、国内外を飛び回って商品を買い付けることも多く、他の職種に比べて圧倒的に出張が多いのが特徴です。

繁忙期は深夜まで残業することも多い

 
バイヤーの繁忙期は業界によって異なります。

一般的には物やお金、人が動きやすくなる大型連休やクリスマスなどのイベント前は、どの業界でも小売業であれば忙しい時期になります。

またバイヤーの代表的な活躍先であるアパレル業界で働くバイヤーの場合、展示会やファッションショーなどの時期は、次のシーズンに投入する商品を決めていく必要があるため、繁忙期になります。

ときには、商品の管理や売り場に立つこともあり、終電近くまで会社で残業をすることも珍しくありません。

バイヤーの1日

 

スーパーの日配部門のバイヤー

 

8:40 出社・メール、売上チェックなど
出社後はパソコンを立ち上げ、メールチェックを行います。

卸業者、メーカーとやりとりを行い、1時間程度はデスクワークを行います。

各店舗から売上のデータが集まり、それを分析するのも大切な仕事です。

10:00 部内ミーティング
部内ミーティングで売上報告や販売強化商品などの連絡事項伝達を行います。

チラシの内容についても店長や販売員から意見を聞き、まとめます。

10:30 事務作業
チラシ計画の作成のほか、新商品のプレゼンテーション用資料をまとめます。

チラシの校正作業を行うこともあります。

12:00 昼休憩
外出先で食べることもありますが、商談が立て込んだり、年末年始前などの繁忙期で手がはなせなかったりするときは簡単にデスクで昼食をとります。
13:00 仕入れ先との商談
メーカーの担当者と仕入れに関する打ち合わせを行います。

品質、価格、納期など打ち合わせ内容は多岐にわたります。

15:00 メーカー、展示会まわり
新商品の情報を入手し、ライバル店にないものを仕入れるために、メーカーや展示会を1つでも多くまわります。
16:00 新商品に関するミーティング
ライバル企業と差別化を図るため、プライベートブランド商品の開発もスーパーにとって大切な課題です。

バイヤーは売上情報、お客さまの声、社会で話題となっているものを分析し、報告します。

17:00 退社
夕方以降は通勤客や夕飯前の買い物をする主婦でスーパーが賑わう時間です。

競合店、自店を3~4社まわり、人の流れ、商品陳列などを確認し、直帰します。

百貨店の紳士服部門の紳士靴バイヤー

8:30 出勤
出勤途中も通勤途中の男性靴を観察し、どのような靴を実際に履いている人が多いのかを見ます。
9:00 業務開始
メールチェックを一番に行い、メーカー、卸業者とのやりとりを行います。

展示会の案内が郵便で届くこともあるため、郵便物の確認も欠かせません。

会議資料の作成など事務作業を集中して行うこともあります。

10:00 ミーティング
部内ミーティングでは、売上報告のあとに売れ筋商品の共有を行います。

予約状況、問い合わせ状況に応じて販売戦略を立てるほか、追加仕入れなども検討します。

11:00 店舗の視察
自店の売り場を巡回し、販売員に売り場づくりなどの提案を行います。

イベントの日などは自ら売り場に立つこともあります。

12:30 昼食
昼食をとりながら上司や同僚と情報交換を行います。

クリスマス、年末年始前の仕入れ時期は繁忙期になるため、昼食がとれないまま午後の商談に入ることも多いです。

14:00 商談ほか
取引先との商談に臨んだり、展示会に足を運んだりします。

競合店を視察することもあります。

16:00 社内会議
マーケット分析をもとに、自社の現状分析、課題解決策を話し合います。

バイヤーは今後の流行を予測し、新商品の投入、在庫計画などを各職に発表します。

マーチャンダイザーなどと新商品を売るためのイベント立案企画も行います。

19:00 退社
最後にメールチェックを念のためおこなって退社します。

繁忙期は深夜まで残業することもあります。

雑貨店の文房具部門バイヤー

 

9:00 出勤、デスクワーク
投入した新商品の各店舗の売上動向を確認後、在庫の確保のため卸売業者に電話やメールで交渉をします。

また、商談予定の会社の商品ラインナップを確認したり、今後の取引の方向性や企画開発に向けた商談にするために情報収集をします。

11:00 商談
ヒット商品を生みだすために、売上動向、トレンドをもとに商談を重ねます。
12:00 昼食
13:00 プロモーションミーティング
半年先に行うプロモーションの企画会議を行います。

どんな商品を仕入れるか、各カテゴリーのバイヤーと商品情報を共有すると同時に、その商品で売上予算が達成できるかどうかを検討していきます。

14:00 デスクワーク
店舗に向けた情報配信を行います。

新商品導入に向けた商品の登録作業を行うこともあります。

15:00 展示会へ
メーカーの展示会に出向き、新商品を確認します。

すでに取引がある仕入れ先の場合、時期や数量の交渉を行うこともあります。

また展示会にあるサンプルをもとに色やキャラクター、機能をアレンジして自社オリジナル商品の開発ができないかという商談を行うこともあります。

デザインはもちろんですが、商品を開発するうえで重要となる品質・スケジュールの確認も重要です。

17:00 市場リサーチ
展示会のあとは市場調査へ行きます。

雑貨店だけでなく、トレンドスポットにも足を運び、どんなモノが話題になっているのかをリサーチし、今後の仕入れに役立てます。

その後は特別な会議やデスクワークがなければ直帰します。

バイヤーの勤務時間・休日