バイヤーになるための学校(大学、専門学校)

ファッションバイヤーへの道のりは厳しい

バイヤーは、特定の学校を卒業したり、特別な資格や免許を取得しなければ就くことができない職業ではありません。

売れる商品を選びぬくセンスや、情報収集や価格交渉ができるコミュニケーション能力などがあれば、バイヤーとして活躍していくことは可能です。

しかし、バイヤーの仕事は店の経営を左右するほど重要なものであり、とくに流行の変化が激しいファッション業界では、高いセンスや能力がなければこの仕事にたどりつけません。

こうしたことから、ファッションバイヤーになることを目指す場合、服飾の専門学校で業界の基礎知識を得たり、ファッションについて勉強してから就職する人も少なからずいます。

ただし、入社直後からバイヤー職に就けるとは限らず、最初の数年間は接客を経験し、その実績や努力が認められてバイヤーになる人も多くいます。

専門学校の種類

ファッションについて学べる学校には、たいてい「ファッション流通科」「ファッションビジネス科」などの学科・コースがあり、そこでアパレルショップの経営に関するノウハウから、カラーコーディネートやスタイリストの技術まで幅広く学ぶことができます。

専門学校は1~2年で卒業することができ、学費は一般的に年間100万円ほどかかります。

専門学校では就職を強く意識したカリキュラムが組まれていますが、学校によってサポート体制や就職状況が異なります。

百貨店や量販店のバイヤーをめざすなら

一方で、百貨店や量販店で働くバイヤーは、専門学校ではなく大学を卒業してから就職するのが一般的です。

こうした店舗ではジャンルを問わずさまざまな商品の買いつけを担当することになるため、特定の分野の専門知識よりも、幅広い視野を持っているかどうかや、社会経済に精通しているかどうかのほうが大切になってくるのです。

一般的には、大学で勉強してさまざまな知識を身につけてから、各社の就職試験を受けて入社することになります。

有利になる学部や学科は?

バイヤーになるためにどの学部が有利ということはとくにありませんが、経済のしくみや経営に関する知識はあるにこしたことはありません。

こうした知識を身につけるのであれば、商学部や経済学部で学ぶとよいでしょう。

あるいは、国際的な取引をするバイヤーを目指すのならば、語学力が身につく学部に行くというのもひとつの選択です。

大手百貨店の場合はとくに就職試験は狭き門となり、優秀な大学生たちが毎年激しい内定争奪戦を繰り広げています。

高い語学力はひとつのアピール材料になるでしょう。