テレビ局社員は激務?
不規則な生活になる職種
テレビ局というと「非常に慌ただしい職場」というイメージをもつ人も多いのではないでしょうか。
実際、職種によっては激務となることがあります。
たとえば、番組作りに直接携わる「ディレクター」や「アナウンサー」「記者」は常に放送日という締め切りに追われており、不規則な生活の中で働くことが多いようです。
ディレクターは企画立案やVTRの編集のために職場に泊まり込んで作業をすることがありますし、アナウンサーは収録が長引いたときや打ち合わせをするときに深夜や早朝に働くことがあります。
記者は、視聴者に正確な情報を届けるために、朝から晩までさまざまな取材先を駆け巡って情報収集を行うことがあります。
いずれにしても、定時になったら帰れるという仕事ではなく、放送日に間に合うように任された業務を終えるまではどれだけ残業してでも頑張るしかないのです。
こうした理由から、たびたび激務となることはありますが、そのぶん大きな責任と使命を持って働くというやりがいを感じることができます。
体力的に大変な職種
テレビ局社員のなかには、体力的に大変だといわれている職種もあります。
代表的なのが、技術職のひとつ「カメラマン」でしょう。
放送用のカメラは非常に大きく、何十キロという重さがあります。
このカメラを肩に担いだままロケ現場を飛び回ることになり、長丁場になるときには肩や腰に大きな負担がかかります。
また、ニュースを担当しているカメラマンの場合、裁判所や警察署でスタンバイし、取材対象が出てくる瞬間を撮影するために張り込みをすることがあります。
ときには雨や雪が降るなか屋外で待ち続けるということもあり、体調管理にも気を配らなければいけません。
この他にも映像の編集に携わる「編集」の職種は、一日中モニターを見ながら映像編集を行うため、頭痛や眼精疲労と戦いながら働くことになります。
それぞれの職種にそれぞれの大変さがあることを、よく理解しておくべきでしょう。