【2023年版】テレビ局に就職するときに必要な資格や役立つ資格はある?
学歴が必須に
テレビ局の社員になるために必要な資格はありません。
特定の資格よりも、テレビに対する情熱や発想力や企画力が求められる職業です。
資格や免許ではなく、クリエイティブなスキルがあることが重視されると考えたほうがよいでしょう。
ただし学歴に関しては、応募の条件として「四年制大学あるいは大学院を卒業」としているテレビ局が多い傾向があります。
番組制作会社の場合は高卒の学歴でも問題ないケースが多いようですが、キー局やNHKの場合は基本的に大卒が条件になっています。
理系か文系かは関係ありませんし、マスコミ関係の学部かどうかも問われません。
まずは自分が目指すテレビ局の採用情報をよくチェックしておきましょう。
20代で正社員への就職・転職
役立つ資格
テレビ局社員として働く上で役に立つ資格は、職種によって異なります。
たとえば、言葉を武器に活躍するアナウンサーの場合。
語学の堪能さを証明する「TOEIC」「英検」や日本語能力の高さを証明する「漢字検定」の資格が役立つことがあります。
報道で活躍するディレクターや記者の場合。
金融や経済に関する資格や気象に関する資格を持っていることで、専門性の高い仕事ができることもあります。
一方、技術職の場合は仕事をする上で「無線技術士」などの資格が必要となることがあります。
ただし、就職試験や入社の時点でこれらの資格を所持している必要はありません。
就職してから会社からの指示を受けて試験を受ける人が多いようです。
試験のためのテキスト代や受験費用に関しては、会社がサポートしてくれることもあります。
求められる専門スキル
アナウンスのスキル
テレビ局社員に求められるスキルは職種によって異なります。
「アナウンサー」として働く場合は、発音や発声に関する専門性の高いスキルが必要となります。
具体的にいうと、正しいイントネーションとハッキリとした滑舌で朗読をするスキルや、聞き取りやすい声のトーンやテンポで話をするスキルです。
このような基本的なアナウンス能力は、就職試験の際にしっかりチェックされます。
このため、アナウンサー志望者の場合は専門のスクールで勉強をしてから試験を受けるケースが多いようです。
アナウンサー志望の人は、アナウンススクールやアナウンス研究会をチェックしてみるとよいでしょう。
カメラマンのスキル
カメラマンの場合は機材を扱う能力や映像センスが求められます。
機材の扱い方に関しては入社後の研修で学べますが、映像のセンスだけは一朝一夕で身につくものではありません。
学生時代のうちから自分で写真を撮ったり動画を編集したりして、センスを磨いておくことが大切です。
たくさんの映画を見たり、さまざまな放送局の番組を見たりすることも勉強になります。
時間に余裕のある学生時代にこのような時間を取っておくとよいでしょう。
また、カメラマンは何十キロもある機材や三脚を一人で持ち運ばなければいけないことがあります。
報道班のカメラマンの場合、警察署から被疑者や容疑者が出てくるまで寒空の下で何時間も待機しなければいけないこともあるのです。
体力勝負の仕事なので、身体を鍛えておくことも大切です。