携帯電話会社社員に必要な資格・スキル
携帯電話会社社員の仕事に求められるもの
就職にあたって必須の資格はない
携帯電話会社では事務系・技術系ともに、就職するにあたっての必須資格はありません。
新卒では中長期的な成長を重視して採用する場合が多く、成長の伸びしろを評価しています。
チャレンジ精神や論理的思考力、コミュニケーション能力、リーダーシップなど、本人の人間性や行動に関する部分の影響が大きいため、さまざまな活動を通してこうした能力を培うことが大切です。
英語力やIT知識があると業務で役立つ
資格は必要ですし、評価でプラスになることはあまりないですが、それでも英語力やIT知識はあって損はしません。
これらは業務に携わるなかで、必要になるからです。
携帯電話会社では、IT系の用語が飛び交うことも多いですし、英語でのコミュニケーションや英語の文章を読むことが求められる場合もありますので、これらの能力を学生時代から高めておくとよいでしょう。
携帯電話会社社員に必要な資格
携帯電話会社の社員になるために必要な資格はありません。
ただし、次の資格は取得しておくと、後々の業務で役立ちます。
ITパスポート
ITパスポートは業務でITを活用する、さまざまな職種の人に向けての資格です。
コンピュータの基本的な仕組みや、関係する法律、ビジネスにおける活用方法などを広く学ぶことができます。
受験資格はとくになく、高校生での取得者も多いです。
例年の合格率は50%弱、受験料は5,700円で、独学で1~2カ月ほどの学習で合格できる人もいます。
基本情報技術者
基本情報技術者は、ITエンジニアの登竜門として位置付けられている国家資格です。
ITの基本的な知識や技能を有することを証明する資格で、ITパスポートよりは技術者向けに高い難易度になっています。
システムの設計や開発、プログラミング、セキュリティやIT関連法令に関する問題も多く、合格率も20~30%と低くなりますが、技術系の採用を目指すなら取得しておいて損はない資格です。
試験は春と秋の年2回の開催で、受験料は5,700円です。
TOEIC
実用的なビジネス英語の能力を表す試験で、資格ではなく点数によってその能力を示します。
携帯電話会社の採用において得点が求められることはありませんが、600点以上あることが望ましいです。
また、企業によっては昇進や海外赴任のために必要になることがあり、その場合は700~800点以上のレベルが求められるでしょう。
参考:TOEIC Listening & Learning Test
携帯電話会社社員に必要なスキル
コミュニケーション能力
携帯電話会社では、さまざまな関係者と協力しながら仕事を進めていくため、コミュニケーション能力が欠かせません。
また、外国人の従業員も増えているため、英語やジェスチャーなどを交えたコミュニケーションも求められるでしょう。
店舗の場合、高齢者などへの対応も多いため、さまざまな年齢層に合わせたコミュニケーションができることが大切です。
提案力
携帯電話業界は、携帯電話の普及が終わったため、成長のために新たな事業分野の確立が求められています。
新しいビジネスニーズを見つけ、それを事業化していくためにも、アイデアを周囲に伝える提案力が大切です。
論理的に情報をまとめる能力や、わかりやすいプレゼンテーションができる能力があるとよいでしょう。
パソコンスキル
携帯電話会社で働くなら、基本的なパソコンスキルは必ず身につけておきましょう。
仕事の中では資料作成の機会も多く、情報収集などでIT機器を使う機会も多いです。
技術系の仕事でなくとも、多くの業務用ソフトを使いこなして生産性を高める必要があるため、基本的なパソコンスキルはしっかり身につけておきましょう。