科学者と研究者の違い

自然科学を研究する科学者

科学者は、一般に「科学、とくに自然科学を研究する人」という意味で使われています。

物理学、化学、生物学、天文学といった自然科学の研究をする人が多く、新たな知見に関する研究内容を論文にまとめ、学会で発表することを続けていきます。

なお、科学は「論理的で実証可能な学問」という風にも定義されており、実証研究を絡めたものに取り組んでいくという特徴があります。

専門分野の真理をきわめる研究者

研究者は、一般に「よく調べ考え、真理をきわめる人」といった意味で使われています。

「必ずこのような言葉の使い方をしなくてはならない」ということはありませんが、科学者のほか、経済学者、社会学者、歴史学者、医学者、文学者など、幅広い分野の研究を行う人をまとめて「研究者」と呼ぶことも多いです。

こうしたさまざまな分野について、研究を続け、その真理をきわめようとする人が研究者といわれています。

科学者は研究者の一部

ここまでの内容から見ていくと、まず研究に携わる「研究者」という大きな枠組みがあり、そのなかの科学分野に関する研究を行うのが「科学者」であるという見方をすることができます。

なお、科学者は理系の人だけでなく、さほど数は多くありませんが社会科学や人文科学の分野の科学者も存在します。

どちらも「職業」という意味で使うとは限らず、大学の講師などとして働く科学者や研究者は「大学教員」、企業勤めをしている科学者や研究者は「会社員」と答えるのが普通です。

そのうえで、「私は〇〇の分野を専門に研究をしています」といったように使うのが一般的といえるでしょう。

なお、科学者も研究者も、大学卒業後に大学院へ進んで修士号や博士号を取得し、大学や民間企業の研究所、公的な研究所などに勤務する人が多いです。

どのような分野の研究をするかによって、「科学者」というかどうかが変わってくるとも考えられるでしょう。