海外の有名な科学者【2020年版】

科学技術力が高い国は?

科学技術の先進国といえば、古くから米国だといわれてきましたが、2020年、中国が米国を抜いて世界1位になったことが明らかになりました。

文部科学省科学技術・学術政策研究所が公表した報告書「科学技術指標2020」によると、国・地域別の論文数で中国は約20%、米国が約18%と、僅差ではあるものの初めて世界1位になりました。

ちなみに、日本は約4%で4位という結果でしたが、研究開発費、研究者数は日米独仏英中韓の主要7カ国中第3位、パテントファミリー(2か国以上への特許出願)数では世界第1位です。

今回は、海外の有名な科学者たちを紹介します。

有名な科学者はたくさん

世界に目を向けてみると、ノーベル賞受賞者はもちろん、「偉人」として語り継がれるような歴史に名を残した科学者も大勢います。

科学者やノーベル賞受賞者は圧倒的に男性が多いのは事実ですが、女性であっても世界的に有名な科学者はいます。

歴史に名を残す海外の有名な科学者をはじめ、目覚ましい科学技術力の発展を遂げた中国の科学者、女性科学者たちを紹介するので、功績をみていきましょう。

多くの人が知る海外の有名な科学者

多くの人が知る海外の有名な科学者を5人紹介します。

トーマス・エジソン

トーマス・エジソン(1847年~1931年)氏は、アメリカ出身の発明家です。

生涯で約1,300もの発明や技術革新を行い、電話機や蓄音機、発熱電球、発電機、活動写真、トースターなど、人々の生活を一新する発明や商品を生み出しました。

「エジソンの研究所の時計には針がない」と噂が出るほど発明に没頭し、睡眠時間は合計3時間ほどだったといわれています。

アルベルト・アインシュタイン

アルベルト・アインシュタイン(1879年~1955年)氏は、ドイツ出身の理論物理学者です。

特殊相対性理論、一般相対性理論、光量子仮説などを発表し、現代物理学に多大な影響を与えました。

1921年、ノーベル物理学賞を受賞。

フランシス・クリック

フランシス・クリック(1916年~2004年)氏は、イギリス出身の分子生物学者です。

物理学から生物学へ転向し、1953年にDNAの二重螺旋構造を示した論文を発表しました。

1962年、ノーベル生理学・医学賞を受賞。

ジェームズ・ワトソン

ジェームズ・ワトソン(1928年~)氏は、アメリカ出身の分子生物学者です。

フランシス・クリックとともにDNAの二重螺旋の発見者の一人として知られ、のちの分子生物学に飛躍的な発展をもたらしました。

1962年、ノーベル生理学・医学賞を受賞。

スティーヴン・ホーキング

スティーヴン・ホーキング(1942年~2018年)氏は、イギリス出身の理論物理学者です。

1963年、ブラックホールの特異点定理を発表。1974年にはホーキング放射理論を発表し、量子宇宙論分野の形成を担いました。

1960年代の学生時代に筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症しますが研究活動を精力的に続け、晩年には重度障害者用意思伝達装置を用いてのスピーチを行っています。

中国の有名な科学者

中国出身の有名な科学者を2人紹介します。

屠 ユウユウ(と・ゆうゆう)

屠ユウユウ(1930年~)氏は、中国出身の医薬品化学者、医学者、教育者です。

抗マラリア薬「アルテミシニン」を発見し、南アジア・アフリカ・南米など熱帯の開発途上国で暮らす多くの人の命を救いました。

2015年、ノーベル生理学・医学賞を受賞。

潘 建偉(ぱん・じえんうぇい)

潘 建偉(1970年~)氏は中国出身の量子物理学者で、「量子の父」とも呼ばれています。

中国科学技術大学教授を担う潘氏が率いる研究グループが量子力学の原理を応用し、約1,200km離れた人工衛星と地上間において、世界初の衛生暗号通信を成功させたことで有名です。

2017年、イギリスの科学雑誌ネイチャーが選ぶ「今年の科学者10人」に選ばれています。

海外の有名な女性科学者

海外の有名な女性科学者を5人紹介します。

マリ・キュリー(キュリー夫人)

マリ・キュリー(1867年~1934年)氏は、現在のポーランド出身の物理学者・化学者です。

「放射能」の用語や概念を提唱し、新元素のラジウムやポロニウムなどを発見しました。

女性初のノーベル賞受賞者でもあり、1903年のノーベル物理学賞受賞、1911年のノーベル化学賞受賞と、2度受賞しています。

ガートルード・エリオン

ガートルード・エリオン(1918年~1988年)氏は、アメリカ出身の生化学者・薬理学者です。

白血病治療薬の6-メルカプトプリンや免疫抑制剤のアザチオプリン、マラリア治療薬のピリメタミンなど、8種類もの新薬を発明しています。

1988年、ノーベル生理学・医学賞を受賞。

フランソワーズ・バレ=シヌシ

フランソワーズ・バレ=シヌシ(1947年~)氏は、フランス出身のウイルス学者です。

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)を発見し、フランス・パリのパスツール研究所に所属してエイズ研究に取り組んでいます。

2008年、ノーベル生理学・医学賞を受賞。

エリザベス・H・ブラックバーン

エリザベス・H・ブラックバーン(1948年~)氏は、オーストラリア出身の生物学者です。

寿命に深く関係するテロメアとテロメラーゼ酵素の配列を明らかにしました。

2009年、ノーベル生理学・医学賞を受賞。

キャロル・W・グライダー

キャロル・W・グライダー(1961年~)氏は、アメリカ出身の分子生物学者です。

エリザベス・H・ブラックバーンとともにテロメアの研究をし、テロメラーゼを発見しました。

2009年、ノーベル生理学・医学賞を受賞。