科学者のつらいこと・大変なこと・苦労

科学者のつらいこと・大変なこと

評価されるまでに時間がかかる

「科学者になりたい」と夢を抱いて一生懸命に頑張っても、そのすべての人が世に出て、輝けるわけではなりません。

まず、科学者になること自体がとても大変なことです。

大学や大学院時代には勉強と研究に打ち込む必要がありますし、いざ博士号を取得しても、しばらくは教授などの下について働くことになります。

その後も、研究が日の目を浴びる日がくればよいのですが、思うような成果が出ないまま過ごすことになるかもしれず、研究に保証や後ろ盾がないことが辛いという人は多いです。

恵まれた環境で研究ができるとは限らない

研究者のなかでも、とくに自然科学の研究では、特殊な装置や薬品を使用したり、海外を含めフィールドワークをしたりすることから、莫大なお金がかかります。

それをすべて自腹で賄うのは無理なため、科学者は大学の研究室や民間企業に所属しながら研究活動を進めていくことになります。

しかし、すべての場所において満足いく費用があるとは限りません。

研究資金が不足しており、厳しい環境の中でなんとか研究を続ける科学者もいますし、やむなく自腹を切らなくてはならないところもあります。

また、企業の研究職として働く場合は、企業の利益を求めなくてはならないため自分の思うような研究ができないというジレンマを抱えることも少なくありません。

科学者の悩み

間違いが許されない

自分が書いた論文が世間に評価されると、一気に注目を集めるようになります。

それは科学者にとって大きなやりがいになるものですが、一方で、「絶対にミスが許されない」というプレッシャーを抱えることになります。

未知のものを探究していくのは非常に大変なことで、どれだけ知見があったとしてもミスや失敗をしてしまうこともあります。

間違えたことを発表した場合には、世間からのバッシングにあったり、非難され科学者としての居場所を失ったりする可能性もあります。

科学者はそれだけ影響力のある仕事ともいえますが、常に失敗の恐怖と闘いながら生きていかなくてはなりません。

思うような成果が出ない

科学者として最大の悩みは、思うような結果が出ず、世間から評価されないということです。

研究の結果が出るには数年かかることも珍しくありませんし、研究を進めているうちにほかの科学者が似たような研究を発表することもあります。

また、どれだけ実験を重ねても思うように結果が出なかったり、研究途中で大幅に路線を変更しなくてはならなかったりことも少なくありません。

とくに大学の研究員やポスドクなど不安定な身分の場合は、成果が出なければ研究場所を失うかもしれないため、悩ましい日が続くでしょう。

科学者を辞める理由で多いものは?

科学者になりたての頃は、不安定な身分でほぼ無給であることも珍しくありません。

論文を書き、学会に参加して成果を上げることを目指しますが、お金がなく厳しい生活を送る若手科学者は多く、生活のために一般企業へ就職したり、教員になったりと夢をあきらめる人も非常に多いです。