番組制作会社社員に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
番組制作会社社員に向いている性格・適性
アイディアマン
番組制作会社に就職すると、とにかく朝から晩まで、番組を作るためのクリエイティブな作業に追われます。
寝る間を惜しんで企画を考えたりロケに行ったり映像を編集したりするのが日常です。
チームで行う打ち合わせでは、自分でアイディアを出さなければいけない局面も多くあります。
面白いことを考えたり新しい企画を提案したりするのが大好きな人が適任です。
倫理観がある
近年、テレビや新聞などのメディアにおける作為的な演出に対して、世間から厳しい目が向けられるようになっています。
昔と違ってインターネットがあるため、情報の拡散のスピードが飛躍的に上がったことが一因です。
制作側が「これぐらいの情報操作なら誰も気付かないだろう」と思ったことでも、あっという間に世間に暴かれて広まってしまうのです。
こういった問題を起こさないために、番組制作会社で働く人には、高い倫理観が求められます。
正義感がある
テレビは多くの人に影響を与えるメディアです。
たとえ視聴率が高くても、偏った思想の報道番組やウソの健康情報を伝えるバラエティ番組を放送することは許されません。
テレビの制作に携わるのであれば、視聴者にとって本当に役に立つ情報を見極めることが大切です。
正義感があって、間違ったことを嫌う人間こそが、番組制作会社の社員には向いています。
20代で正社員への就職・転職
番組制作会社社員に必要なスキル・能力
努力するスキル
自分のセンスやアイディアを存分に発揮して番組を作りたい!と意気込んで番組制作会社に入社する人は少なくありません。
しかし、実際には入社後すぐにディレクターとしてテレビの演出を任されるわけではありません。
入社後はまずはアシスタントディレクター、いわゆるADになり、先輩ディレクターの指導を受けながら雑用を中心に担います。
この期間は人によって異なりますが、一人前になるまで数年かかることは珍しくありません。
AD時代に退職する人も少なくないため、地道にコツコツ努力できる人でなければ厳しいでしょう。
コミュニケーションスキル
番組を制作するにあたって、さまざまな職種の人とコミュニケーションを取ることになります。
ディレクターの場合、カメラマンや音声マン、編集マンやアナウンサーなど、たくさんの人に指示を出す機会があります。
自分の意見をきちんと主張しつつ、他人の意見も尊重できるスキルが大切です。
他人と話すのが好きでチームワークを大事にできる人は活躍できるでしょう。
体調管理能力
番組制作会社の社員は、不規則な時間帯で働き、ハードワークになる傾向があります。
ときには睡眠時間を十分に取れないまま仕事をすることもあるので、体調管理が必須です。
食事や運動に気を付けて、ストレスを溜めないように自分でリフレッシュできるようにするスキルが大切です。
番組制作会社社員に向いていないのはどんな人?
番組制作会社の社員として向いていないのは、テレビ番組にあまり興味が持てない人です。
仕事としてコンテンツ制作に携わる以上、日頃からさまざまな放送局の番組を視聴しなければいけません。
長寿番組や最近ヒットしている番組などを見ながら、なぜ人気があるのかを自分なりに分析することも大切です。
休日であっても、録画していた番組を見ているうちに一日が終わるということもあります。
本当にテレビが好きで、毎日見ていても苦にならないという人でなければ長続きしないでしょう。
テレビ業界というと華やかなイメージがあるかもしれませんが、実際には地道な作業がたくさんあります。
番組制作会社を目指すのであれば、自分が番組制作に情熱を傾けることができるかどうか、見極めることが大切です。