登録販売者の現状と将来性

活躍の場が広がり、需要も拡大中

登録販売者は、2009年6月施行の薬事法改正によって誕生した比較的新しい資格・職業です。

登録販売者の資格を持っている人であれば薬剤師でなくても一般用医薬品のほとんどを扱えるため、登録販売者制度の実施以降、急激に需要を拡大させてきました。

また、近年は薬局やドラッグストアだけでなく、コンビニや家電量販店など、さまざまな種類の店舗において一般用医薬品を扱うところが増えています。

さらに、2014年からはすべての一般用医薬品(使用に特に注意が必要な一部の医薬品を除く)は、一定の条件の下、インターネットや電話などで販売ができるようになりました。

こうした流れに伴って、登録販売者の活躍の場も広がりを見せており、登録販売者としての就職先を探している人にとっては、より自分に合った職場を見つけやすくなっているといえるでしょう。

有資格者でなければ一般用医薬品の販売はできないことから、今後も、登録販売者のニーズは一定してあるものと思われます。

パートやアルバイトとしての採用も多い

しかしながら、登録販売者の有資格者は年々増え続けており、2014年時点で述べ15万人に達したといわれています。

この数は、薬局で勤務する薬剤師の数に匹敵し、すでに飽和状態にもあるという声も聞かれるほどです。

こうしたことから、各薬局等では人件費を抑えるために国家資格である薬剤師の数を減らし、アルバイトやパートとして登録販売者を採用するケースも増えているのが実情です。

形を問わなければ登録販売者としての就職には困らないかもしれませんが、それなりの給与を得て、高待遇の下に働きたいと考えるのであれば、将来的に責任者や管理職を目指していく必要があるといえるでしょう。

有資格者がどんどん増えている今、今後はただ資格を持っているというだけでは、なかなか有利に事が運ばなくなっていくことも考えられます。

この仕事は実務経験があることで優遇される面も大きいため、まずはしっかりとした知識をつけたうえで地道に現場経験を積むことが大切といえるでしょう。