陶芸家になるには

陶芸家になるまでの道のり

陶芸家への2つの道

陶芸家になるための道としては、大きく分けると、

1.美術系の大学や陶芸を学べる専門学校に行く
2.陶芸家に弟子入りして働きながら学ぶ

という二つの道があります。

もちろん、学校に行った後に弟子入りをするという両方の道を選ぶ人もいます。

陶芸教室や窯元の体験コースに参加して勉強するという方法もあります。

ただしこうした場は、あくまでも陶芸を趣味としてやっていきたい人を対象にしていることが多く、専門的なことが学べない場合があるので注意が必要です。

陶芸家の働く場所

陶芸家の働く場としては全国の窯元があります。

焼きものの名産地ほどたくさんの人手を募集しており、石川県の九谷焼、滋賀県の信楽焼、岐阜県の美濃焼、山口県の萩焼、佐賀県の有田焼などがあげられます。

大手の窯元では毎年のように職人を募集していることもあるので、就職先を探すのであればチェックしてみるとよいでしょう。

陶芸家になるまでのルート

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

陶芸家の資格・難易度

陶芸家になるためには特別な資格や免許、学歴等は必要ありません。

焼き物を作り上げるための高い技術やデザインセンスなどが求められる実力主義の世界なので、とにかく実践的な能力を身につけることが大切です。

陶芸家になるための学校の種類

陶芸家に学歴や特別な勉強は必要ありません。

ただし、陶芸を専門的に学びたい、陶芸だけでなくさまざまな芸術を学びたいという人には、芸術系の大学や専門学校で学ぶ方法があります。

学校で学ぶことは基礎の習得に役立ちますが、一方で指導者や周囲と似た作風になってしまったり、自身の芸術性が発揮されなかったりする恐れも否めません。

陶芸家を目指す際の進学については慎重に考える必要があるでしょう。

陶芸家になるためにはどんな学校に行けばいい?(大学・高校・専門学校)

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

陶芸家に向いている人

どんなに陶芸が好きであっても、ほかの人とは違うものをつくり出すオリジナリティがなければ陶芸家としては成功しません。

そのため芸術に関するセンスが求められます。

また、大きな作品を手掛けるときは、数ヶ月から数年にわたって手掛けることも珍しくありません。

まじめな性格で、こつこつと作品を丁寧に作り上げられる人が陶芸家に向いているといえるでしょう。

陶芸家に向いている人・適性・必要なスキル

陶芸家のキャリアプラン・キャリアパス

独立への道

陶芸家のなかには、いずれは独立して自分の工房を持つことを夢見ている人も多いようです。

しかし、独立開業することはとても大変です。

まず、焼きものを作るための制作部屋はもちろんのこと、作品を焼くための窯を作らなければなりません。

窯を新たに作るとなると広いスペースも必要になりますし、作品を大量に焼きあげるための大きな窯となると数百万円ほどかかります。

材料となる土や釉薬を揃えるのにもお金がかかるので、コツコツと努力して開業資金を貯める必要があるでしょう。

副業のメリット・デメリット

陶芸家になりたいけれど、この仕事一本で生計を立てていく自信がないという人は、副業で陶芸家をするという選択肢もあります。

企業に就職して平日は働きながら、平日の夜や土日などの空いた時間を使って焼き物を制作し、販売するというスタイルです。

陶芸家は収入が不安定になりがちな職業です。

副業であれば収入の心配はいりませんし、好きなことを仕事にする幸せも感じられるので、魅力的な働き方のひとつといっても良いでしょう。

しかし、実際に副業で陶芸をやっていくことは、決して簡単なことではありません。

焼きものは、季節や天候によって状態が変わるものです。

焼きものの状態を確認したいときや、失敗してスケジュールを立て直したいときに、副業の場合は思い通りに予定が組めないというデメリットがあります。

たとえ副業であっても、納品予定が決まっているのであれば、決して手を抜くことはできませんし納期を遅らせることもできません。

副業の陶芸家として働くのであれば、どれくらい陶芸中心の生活にできるのかを事前にしっかりイメージした上で、引き受ける仕事の量などを決めたほうがよいでしょう。

陶芸家を目指せる年齢は?

陶芸家を目指す際に年齢は関係ありません。

近年では機械の導入により体力がそれほど必要ない手法もあるため、定年退職をしたあとなど高齢の人にも陶芸の道が開けてきています。