陶芸家になるには

求められる技術とデザインセンス

陶芸家になりたいと思ったら、どのようにしてこの職に就けばよいのでしょうか。

まず、陶芸家になるためには特別な資格や免許、学歴等は必要ありません。

そのぶん、焼き物を作り上げるための高い技術やデザインセンスなどが求められる実力主義の世界なので、とにかく実践的な能力を身につけることが大切です。

そのための選択肢としては、大きく分けると、

1.美術系の大学や陶芸を学べる専門学校に行く
2.陶芸家のところに弟子入りして働きながら学ぶ

という二つの道があります。

もちろん、学校に行った後に弟子入りをするという両方の道を選ぶ人もいます。

陶芸教室や窯元の体験コースに参加して勉強するという方法もあるのですが、こうした場はあくまでも陶芸を趣味としてやっていきたい人を対象にしていることが多く、専門的なことが学べない場合があるので注意が必要です。

全国の窯元に就職

陶芸家の働く場としては全国の窯元がありますが、やはり焼き物の名産地ほどたくさんの人手を募集しているようです。

具体的には、石川県の九谷焼、滋賀県の信楽焼、岐阜県の美濃焼、山口県の萩焼、佐賀県の有田焼などが焼き物の有名な産地といわれています。

大手の窯元では毎年のように職人を募集していることもあるので、就職先を探すのであればチェックしてみるとよいでしょう。

独立までの険しい道のり

陶芸家になりたいという人の中には、いずれは独立して自分の工房を持つことを夢見ている人も多いようです。

しかし、独立開業することはとても大変なことです。

まず、陶芸を作るための制作部屋はもちろんのこと、焼き物を焼くための窯を作らなければいけないので、初期投資には多額のお金が必要です。

窯を新たに作るとなると広いスペースも必要になりますし、作品を大量に焼きあがるための大きな窯となると数百万円はするのが普通です。

材料となる土や釉薬を揃えるのにもお金がかかるので、コツコツと努力して開業資金を貯める必要があるでしょう。