ソムリエの試験の難易度、合格率

ソムリエ試験の難易度

ソムリエ呼称資格認定試験

ソムリエの試験で代表的なものは、「日本ソムリエ協会」が認定している「ソムリエ呼称資格認定試験」です。

日本にはソムリエの国家試験がなく、こちらも民間団体が認定する資格となります。しかし、資格取得者に与えられる金色のブドウ型のバッジは、ソムリエの代名詞として知名度があります。

日本ソムリエ協会が認定するソムリエ資格には、「マスターソムリエ資格」「シニアソムリエ資格」「ソムリエ資格」の3種類があります。

ただし、「マスターソムリエ資格」は推薦によって認定される資格のため、一般的に受験できるのは、「シニアソムリエ資格」と「ソムリエ資格」の2種類になります。

受験資格として、どちらとも飲食サービス業での経験が必要です。なお、日本ソムリエ協会の会員になっていると、経験年数が少なくても受験が可能です。

ソムリエになるには

ソムリエ試験の難易度

ここ5年ほどの受験者は2000人以上、合格率が40パーセント前後でおおよそ安定しています。細かい知識が問われるため、それなりの勉強が必要となります。

挑戦するためには、数年間の実務経験が求められます。具体的には、ワインおよびアルコール飲料を提供する、飲食サービス業への従事経験です。

基本的には通算5年以上、協会に会員として登録していれば通算3年以上、また現在も続けて働いている必要があります。

試験について

一次試験は筆記試験が出されます。それに合格すると後日、二次試験を受けることができます。

二次試験は口頭問題や利き酒も含む実技試験です。北海道から東京、名古屋、九州、沖縄など全国で二次試験まで行われるので、近くの受験地を選ぶことができます。

そのほかの試験の難易度

そのほかにも、同じ協会が認定している「ワインエキスパート」の資格があります。

こちらは先に挙げた「シニアソムリエ」や「ソムリエ」の資格とは異なり、一般愛好家など、ワインの職務に携わらない人を対象とした試験です。

そうしたことから受験者はソムリエ呼称資格認定試験よりも少なく、合格率も低めですが、ソムリエ試験よりも難しいというわけではありません。

ソムリエ試験がワインエキスパートよりも合格率が高いのは、ソムリエ試験を受けるのが飲食のプロ中心で、しかるべき勉強をしている人が多いからと考えられます。

なお、ワインエキスパートは、職種、経験に関係なく、受験することができます。

このほか、2015年度までは同協会の「ワインアドバイザー」「シニアワインアドバイザー」という資格がありましたが、2016年度からはそれぞれ廃止され、「ソムリエ」と「シニアソムリエ」に統合されました。

ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート呼称資格認定試験の所有者数、合格率

ソムリエ

ソムリエ資格所有者の累計

ソムリエ資格所有者は、毎年1,000人前後増えています。2015年時点での累計は前年よりも1,499人増加し、21,437人となっています。
ソムリエ資格所有者累計_2015

ソムリエ資格試験合格率の推移

ソムリエ資格試験の合格率は40%前後を推移しています。2015年度試験の合格率は、前年よりも1.8%上昇し、40.9%となりました。
ソムリエ資格試験合格率_2015

ワインアドバイザー

ワインアドバイザー資格所有者の累計

ワインアドバイザー資格所有者は、毎年300人程度増えています。2015年時点での累計は前年よりも426人増加し、12,955人となっています。
ワインアドバイザー資格所有者累計_2015

ワインアドバイザー資格試験合格率

ワインアドバイザー資格試験の合格率は、ここ数年上昇傾向です。2015年度試験の合格率は、前年よりも5.8%下降し、24.6%となりました。
ワインアドバイザー資格試験合格率_2015

ワインエキスパート

ワインエキスパート資格所有者の累計

ワインエキスパート資格所有者は、毎年700人程度増えていましたが、2015年時点での累計は前年よりも1,200人増加し、12,332人となっています。
ワインエキスパート資格所有者累計_2015

ワインエキスパート資格試験合格率

ワインエキスパート資格試験の合格率は、30%〜40%の間を推移しています。2015年度試験の合格率は、前年よりも1.8%下降し、39.6%となりました。
ワインエキスパート資格試験合格率_2015

平成28年度 ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート呼称資格認定試験の概要

試験日 ・第一次試験[ソムリエ、ワインエキスパート] 2016年8月21日(日)
・第二次試験[ソムリエ、ワインエキスパート] 2016年9月26日(月)
・第三次試験[ソムリエ] 2016年11月7日(月)
試験地 ・第一次試験
札幌、盛岡、仙台、千葉、東京、埼玉、神奈川、新潟、長野、静岡、名古屋、京都、金沢、和歌山、大阪、神戸、広島、岡山、米子、高松、高知、福岡、熊本、鹿児島、那覇
・第二次試験
札幌、盛岡、仙台、東京、長野、金沢、名古屋、京都、大阪、岡山、高松、福岡、鹿児島、那覇
・第三次試験
札幌、盛岡、仙台、東京、長野、金沢、名古屋、京都、大阪、岡山、高松、福岡、鹿児島、那覇
受験資格 いずれの資格も年齢20歳以上の方が対象

ソムリエ

ワインおよびアルコール飲料を提供する飲食サービス業に従事している方
<一般>
第一次試験実施日において、ワインおよびアルコール飲料を提供する飲食サービス業を通算満5年以上(2010年8月24日以前に就業された方) 経験し、現在も従事している方
<会員>
※会員歴が3年以上あり現在も会員である方
第一次試験実施日において、ワインおよびアルコール飲料を提供する飲食サービス業を通算満3年以上(2012年8月24日以前に就業された方)経験し、現在も従事している協会会員

ワインアドバイザー

ワインおよびアルコール飲料の輸入、販売等に従事している方
<一般>
第一次試験実施日において、以下の業務経験が通算満3 年以上(2012年8月23日以前に就業された方)あり、現在も従事している方
<会員>
※会員歴が2年以上あり現在も会員である方
第一次試験実施日において、以下の業務経験が通算満2 年以上(2013年8月23日以前に就業された方)あり、現在も従事している協会会員
《業務経験》
・酒類製造および販売、(コンサルタントなど)流通業
・アルコール飲料を含む飲食に関する専門学校や料理教室など教育機関における講師
・列車内でのワゴン販売

ワインエキスパート

ワイン愛好家の方
・ワインの品質判定に的確なる見識をお持ちの20歳以上の方
・職種、経験は不問
・ソムリエ、ワインアドバイザー職種に就かれていて受験に必要な経験年数に満たない方

試験内容 [第一次試験] 筆記試験
〈3呼称共通〉2015年度教本記載事項より出題
〈ソムリエ〉共通問題に加えて、サービス、管理、料理とのハーモニーについて
〈ワインアドバイザー〉共通問題に加えて、流通、管理、販売について

[第二次試験]
〈3呼称共通〉テイスティング
〈ソムリエ〉サービス:ワインの開栓およびデカンタージュ
〈ワインアドバイザー〉口頭試問:基礎知識(教本記載事項に限らない)、販売、接客など

受験料 <一次・二次試験>
・会員:17,210円
・一般:25,440 円
<二次試験のみ>
・会員:6,520円
・一般:12,690 円”
合格率 ・ソムリエ:40.9%
・ワインアドバイザー:24.6%
・ワインエキスパート:39.6%
※すべて2015年度”
詳細情報 一般社団法人 日本ソムリエ協会