消防士の志望動機

消防士の志望動機のポイント

全国の自治体が実施する消防官採用試験のほとんどでは面接や作文が行われ、志望動機が聞かれないことはまずあり得ないでしょう。

消防士の志望動機を文章で書く、または口頭で伝える際のポイントをいくつかご紹介します。

消防士でなくてはならない理由を伝える

消防士は地域住民の生命と財産を守るための職業です。しかし、単に人命救助を行うのであれば、他にも「医師」「看護師」「救急救命士」「ライフセーバー」などさまざまな選択肢があります。

面接官は「なぜこの人は数ある職業の中で消防士を選んだんだろう?」というところを見たいのです。まずは消防士でなければならない理由を自分の中で整理し、自分の言葉で伝えましょう。

消防士の仕事を理解する

幼い頃に見た消防士の姿に憧れを抱き、この仕事に就きたいと思ったと話す人はたくさんいます。

もちろん、そうした素直な気持ちは大事にして構いませんが、これから本気で消防士を目指す以上は、消防士の仕事内容や責任の重さについてしっかりと理解しておくことが不可欠です。

消防士は、思っている以上に過酷で心身をすり減らす仕事です。消防士の厳しさを理解したうえで、それでも消防士になりたいという思いをアピールすることができれば、合格に近づいていくでしょう。

志望動機のNG例

面接・作文のNG例をいくつかご紹介しましょう。

1.エピソードによる過度なアピール

消防官採用試験の面接官は、年間で何百人、自治体によっては何千人もの受験生と接します。「自分は幼い頃に消防士に助けてもらって、その憧れを形にするために受験しました」といったエピソードはうんざりするほど聞き飽きていると思って間違いないでしょう。

もちろん消防士を目指したエピソードを言うこと自体が悪いわけではありません。

単純にエピソードを語るのではなく、「その体験をきっかけにどんなことを感じたのか、なぜそう思ったのか、それをきっかけに自分がどう変わったのか」といったことを理路整然と答えられるようにしておくことが必要です。

2.「体力には自信があるので…」

部活動などに一生懸命取り組み、その延長上で体力勝負の消防士を志望するといったケースもよく耳にしますが、面接官にとっては「体を使うなら運送業でも何でもいいのに、なんで消防士に?人命救助の切迫した状況で冷静に動いてくれるのか」という気持ちになってしまいます。

体力に自信があることはプラス要因にはなりますが、それだけでは志望動機の本筋にはならないため、注意が必要です。

自分がどんな消防士になりたいのかといったことを具体的にイメージして、「そのために今までどんなことをしてきたのか、これからどうしていきたのか」といったアピールをするとよいでしょう。