陸上選手の体重 体脂肪率

体重の軽さは有利な条件の一つ

陸上選手にとって、体重は重要です。

体を前へ前へと運ぶ種目の多い陸上競技では、体重が勝敗にも影響します。

たとえば、同じ脚力と心肺機能をもつ人がいれば、体重が軽い人の方が速いように、体重が軽いことは有利な条件の一つと考えられています。

そのため、陸上のトップクラスの選手には、毎日体重計に乗り、自分の体重をチェックしている人が多いです。

陸上競技界での適性体重

陸上競技界での適正体重は、社会人の長距離選手の場合で「自分の身長−(115〜120)」といわれています。また、短距離選手の場合は「自分の身長−(110〜115)」です。

身長が170cmの社会人選手なら、長距離選手が50〜55kg、短距離選手が55〜60kgです。

しかし、あまりに体重が軽すぎると、今度は体調を崩したり、故障を起こしやすくなります。

陸上選手が気にかける体脂肪率

体重とともに、陸上選手が気にしているのが「体脂肪率」です。

体脂肪率とは、体内に含まれる脂肪の重さの割合のことです。

体重は軽くしたいけれど、筋肉量を減らしたくない場合、余計な脂肪を減らすことになります。つまり、体脂肪率を減らすということです。

トップ選手の体脂肪率は10%前後

女子100mの日本記録をもつ福島千里は、身長165cm、体重50kgで体脂肪率が9%です。

ハンマー投げの室伏広治選手は、身長187cm、体重が99kgで体脂肪率がわずかに3%といわれますが、日本のトップ選手の体脂肪率は10%前後といわれています。

体脂肪率は低ければいいというものでもありません。一般人の場合、適性値は30歳未満の男性で14〜20%、女性で17〜24%といわれています。

中学生や高校生の陸上選手なら、男子で12〜15%、女子で17〜20%あたりです。

この適性値より低いと、低体温になったり、筋力が低下することがあるようです。また、女性の場合、ホルモンバランスの異常から、生理不順になることもあります。

体脂肪率の減らし方

体脂肪率を減らすといっても、食事制限をする必要はありません。普段のトレーニングをしていれば、まずは栄養バランスのよい食事をしっかり摂ることが基本です。

そのうえで、満腹になるまで食べず、腹八分目を心がける。間食や夜食をできるだけしない。甘い物や脂っこいものを食べすぎないようにするなどして、体脂肪を調整します。