陸上選手の引退後

陸上選手の引退年齢

陸上選手の引退年齢は、早い人で20代後半、一般的には30代です。

体力的に限界を感じたり、重い故障をしたことで、引退を決意する選手が多いようです。

20代後半で引退する人は、たいてい故障で競技が続けられなくなったというケースです。

会社の社員として残る選手も

企業の陸上部に所属していた人には、そのまま会社に残る人もいます。

もともと、企業の陸上部に所属する選手には、社員として雇われている「社員選手」と、陸上競技に専念する「契約社員」の2通りがあります。

社員選手は、競技引退後も、そのまま社員として会社に残れます。一般社員と同じように各課に配属され、サラリーマンとして生活していきます。

契約社員は引退=退社

それに対して「契約社員」は、陸上競技を引退すると、その企業との契約も切れます。新たな仕事先を見つけることになります。

契約社員には、引退後、監督やコーチなど指導者になる人がいます。

所属した企業で、新たにコーチや監督して契約する人もいれば、他の企業や大学などに誘われて指導者になる人もいます。

指導者になれるのは一部の選手

しかし、指導者になれるのは、ほんの一部の人に限られます。オリンピックや世界陸上で活躍したり、日本記録を出した選手でも、引退後、指導者になれるとは限りません。

指導者になるには、選手としての輝かしい実績か、指導者としての資質が必要だからです。

高校や大学時代から、陸上部のキャプテンに選ばれるなどリーダーシップをもつ人。あるいは、トレーニング理論などをよく勉強して、チームの中でアドバイス役だった人は、引退後、指導者に誘われやすいようです。

指導者として誘われる人は、幅広い人脈も持っています。選手時代から社交的で、いろんな人と接している人は、指導者への道も開けるでしょう。

教員になる人も目立つ

引退後、教員の採用試験を受けて高校や中学の教員になる人もいます。ただし、教員になるには、教員免許が必要です。そのため将来のことを考え、大学在学中に教員免許を取得している選手もいます。

教員免許は引退後に取ることも可能です。働きながら大学へ通ったり、通信制の大学で取得する人もいます。

年齢的に転職も可能

30代で引退すれば、年齢的にも転職が可能です。

スポーツ用品メーカーやスポーツ洋品店、スポーツ施設などスポーツ関連の仕事に就く人もいます。

また、家業を継いだり、知人に誘われたり、紹介されたりして、陸上競技とはまったく関係のない職業に転職する人も少なくありません。