ネットワークエンジニアの1日のスケジュール・勤務時間や残業、休日についても解説

ネットワークエンジニアの業務スケジュール

ネットワークエンジニアといっても、設計・構築・運用・保守などさまざまな業務があり、それぞれ1日の過ごし方も変わってきます。

また、運用や保守の一環でネットワークの監視を担当する際などは、場合によっては24時間を3~4交代制で勤務することもあり、勤務時間が不規則となるケースもあります。

ルーティンの仕事もあるものの、万が一のトラブル時にはその場で最適な解決策を判断して対処する必要があるなど、臨機応変な動きも求められます。

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「設計チーム」で働くネットワークエンジニアの1日

08:30 出勤
まずはメールチェックをし、その日の作業内容やミーティング内容を確認。
08:50 朝礼
チーム内での伝達事項を共有します。

週に一度は朝一番での定例会議も行われます。

09:00 業務開始
ネットワーク周りの設計を進めます。

設計内容は「基本設計書」や「詳細設計書」といったドキュメントに書き起こしていきます。

11:00 チームミーティング
チーム内のメンバー同士でスケジュールや課題点のすり合わせ、情報の共有などを行います。
12:00 休憩
他のメンバーと一緒にランチタイムをとります。

仕事はパソコンに向かっている時間が長いため、外に出てリフレッシュ。

14:00 お客さまミーティング
お客さま先企業のエンジニアとミーティングを行います。

進捗状況や課題の報告、また追加の要件のヒアリングを行ったりもします。

16:00 設計書レビュー
作成した設計書の内容に問題がないかを、チーム内でレビューします。

指摘を出し合い精度を上げてきます。

17:00 定例ミーティング
プロジェクト全体での定例ミーティングに参加します。

各チームの代表者が出席し、チーム毎の進捗状況をプロジェクトマネージャーの前で報告します。

18:00 日報作成
1日の業務内容をまとめ、上司に提出します。
18:30 退社
忙しい日もありますが、トラブルがなければあまり残業をせずに帰宅できます。

「構築チーム」で働くネットワークエンジニアの1日

10:00 現地入り
構築作業を行うデータセンターに到着。

セキュリティカードを提示し、施設内に入ります。

11:00 構築作業準備
サーバールームに入り構築作業の準備をします。

準備が整ったら作業開始の連絡をし、構築作業をスタートします。

13:00 構築作業開始
持参した「構築手順書」などのドキュメントをみながら構築作業を進めていきます。

温度の低いサーバールームで長時間作業することもあります。

14:00 休憩
少し遅いランチタイムをとります。

データセンター内の社員食堂、もしくは付近の飲食店などを利用することが多いです。

14:00 構築作業の続き
引き続き、残りの構築作業を進めていきます。

進捗が悪い場合やトラブルが発生した場合には、スケジュールの再調整を行います。

16:00 動作確認テスト
構築作業完了後、ネットワークが正常に疎通するかの動作確認テストを行います。

基本的には2人1組でクロスチェックをしながら、テスト項目を消化していきます。

19:00 作業完了連絡
予定していた作業が全て終了したら、作業完了連絡をし、一日の業務が終了します。
19:30 退社
データセンターを出て、帰宅します。

基本的には直行直帰となりますが、トラブルが発生した場合などは、一度帰社することもあります。

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ネットワークエンジニアの特殊な1日

ネットワークエンジニアは、次のような特殊な1日を過ごすこともあります。

遠方へ出張して働く1日

遠方地にあるデータセンターで構築作業を行う場合などは、航空機や新幹線を使って出向くこともあります。

時には1泊2日、2泊3日の対応となり、夜はホテルや旅館で過ごすこともあります。

交通費や宿泊費は、会社の経費で落ちるため自分で支払う必要はありません。

ネットワークエンジニアの勤務時間・休日・残業や夜勤はある?

ネットワークエンジニアの勤務時間

ネットワークエンジニアの勤務時間帯は、どのような業務に携わるのかによっても変わってきます。

「設計」や「構築」を担当するネットワークエンジニアの場合は、一般的に8:30~19:00くらいの間が所定の勤務時間となり、実働は8時間程度です。

他のオフィスワーク系職種の社員と、ほぼ同じと考えておいてよいでしょう。

対して「監視」「運用」「保守」を担当するネットワークエンジニアの場合は、24時間動くネットワークの管理をしなくてはならないことから、朝も夜も関係なく、24時間を交代制で働くことが一般的です。

日によっては夜勤が入るなど、不規則な勤務体系となる場合もあります。

また、ネットワークの機器の入れ替え作業を行う際には、どうしてもネットワークを止めなくてはならないため、企業の営業に支障がない深夜の時間帯や、長期休暇のタイミングで行うこともあります。

IT業界全般にいえることですが、始業時間については比較的自由な会社が多いです。

お客さまとの打ち合わせの予定や構築作業の予定などが入っていなければ、フレックスタイムを使って、お昼前くらいに出社する人もいます。

ネットワークエンジニアの休日

ネットワークエンジニアの休日は、週休2日としている会社がほとんどです。

「設計」や「構築」を担当するネットワークエンジニアの場合であれば、基本的に土・日曜日が休みとなります。

ただし、システム納期間近などの多忙な時期や、障害が発生し緊急の対応が必要な場合には、休日出勤が必要となることもあります。

休日出勤をした場合は、業務が落ち着いた時期に「振替休日」として休めます。

なおゴールデンウィーク、お盆、年末年始などは、5日~7日のまとまった長期休暇が取れる会社が多いです。

その他、担当する案件が無事終了した場合には、プロジェクト休暇として1~2週間の長期休暇が取れることもあります。

ネットワークエンジニアの残業

IT業界は残業の多い業界として有名であり、ネットワークエンジニアにおいてもやはり残業は多めの傾向があります。

とくに「システム納期前」「プロジェクトの進捗が遅れているとき」「システムに大きな障害が発生したとき」などにおいては、長時間の残業が発生しやすいです。

また「設計」や「構築」を担当するネットワークエンジニアは、長時間残業が発生しやすいとされています。

時には連日のように終電帰りとなったり、月の残業時間が100時間を超えてしまう時期もあります。

一方で、部署や担当業務によっては、残業とはまったく無縁のネットワークエンジニアもいます。

たとえば「社内ネットワークエンジニア(社内SE)」や、「運用」「保守」のネットワークエンジニアは比較的残業が少ない傾向があります。

ネットワークエンジニアは忙しい?激務?

前述の通り、ネットワークエンジニアは時期や部署によっては激務が続きます。

過熱しているプロジェクトですと終電帰りさえもできずに、徹夜で夜通し働き、次の日の夕方に帰宅するということも実際にある業界です。

しかし繁盛期が峠を越すと、今度は逆に閑散期に入ることもあります。

時には出社してもまったくやることがなくなるほどに暇になることもあります。

そのような閑散期は毎日定時帰りが続き、また有給休暇も取り易くなるため、1週間以上の長期休暇を取得する人もいます。

ネットワークエンジニアの休日の過ごし方

休日の過ごし方は社員によってさまざまですが、普段デスクワークが多いせいか、休日はアウトドアなどを楽しみアクティブに過ごす人が意外に多くいます。

会社としてエンジニアの健康維持・管理に注力し、スポーツ系のクラブ活動が盛んな会社もあります。

ネットワークエンジニアは技術職であるため、キャリアアップには技術スキルを磨ことが必要不可欠です。

休日には、自主的にネットワーク関連の技術書を読んだり、ネットワーク関連の資格の勉強に励んだりと、学習に励む社員も多いです。