国会議員の現状と将来性

高まる厳しい声

国会議員一人当たりにかかる年間経費は、歳費(経費)、文書通信交通滞在費などの活動費、交通機関の無料クーポン、公設秘書3人分の給与などを含め約7500万円といわれます。

これだけの金額が、税金で支払われています。

昨今、国の財政改善のために、議員の定数是正や歳費削減を求める声が一層強まっているのも不思議ではありません。

『ごあいさつ』には熱心、政策立案には無関心

高額な年間経費を受け取っている国会議員ですが、すべての議員がその金額に見合うだけの活動をしているのかと疑問に感じている人も多くいます。

国会議員の役割の一つに、地元の請願を政府に伝え、より良い地域社会づくりをサポートすることが挙げられます。

しかし、国会議員のメインの仕事は、国益を考えた政策立案や法案の提案・提出です。

少なくない議員が、選挙対策として必要以上に地元貢献やあいさつ回りに時間とお金をかけ、政策立案や法案づくりには消極的だといわれます。

有権者自身が議員を評価する際の重点は「付き合いの良さ」や「地元への貢献度」であることが多々あります。

しかし、議員の「政策立案力」「法案提案力」「国全体への貢献度」を評価し、国のために働く議員を積極的に育てていくべきだという意見が聞かれるようになってきました。

問われる政策立案力、法案提案力

国の厳しい財政状況、少子高齢社会で右肩上がりの成長が難しいことなどから、今後、議員定数は削減される可能性があります。

また、歳費を含めた議員への支給額全体が、減額の方向に向かうこともありえます。

さらに、議員に支給する活動費については、これまで以上にその使い途と活動の結果がチェックされることになるでしょう。

議員には長期ビジョンに立った政策立案力、社会変化に的確に対応していくための法案提案力が求められると考えられます。

定数を最小限に絞った上で、優秀な議員に必要なだけの経費を支給し、日本の将来のために大いに活躍してもらう。

これからは、よりすぐりの国会議員の時代を目指すことになりそうです。