国会議員に学歴は必要? 大学・学部で多いのは?

国会議員になるための学校の種類

国会議員には、東大や有名私大など、いわゆる「いい大学」や「高学歴」でなければ就けない仕事というイメージを持つ人もいるでしょう。

たしかに現役議員の最終学歴を見ると、議員全体に占める東大や有名私大出身者の割合は高いようです。

これは国会議員の出身に、「官僚」が多いことも影響しています。

官僚は、その多くが難関大学出身者であるからです。

しかし、そもそも国会議員は学歴、経歴不問の職業ですから、これら以外の大学卒業生や最終学歴が高卒である議員も大勢活躍しています。

国会議員になるには

国会議員になるための大学

法学部や政治経済学部

大学に進むとしたら、議員の仕事と関わりのある法学部や政治経済学部などで学ぶといいでしょう。

実際、国会議員にはこうした学部出身者が目立ちます。

国会議員の重要な仕事の一つが法律をつくることですし、政治は法律に従って進むもので、政治と法律は、分かちがたい関係にあるためです。

そのため法学部では、法学を核にして政治学も学びます。

学生は法律の基礎を踏まえ、どうすればこれを適切に運用できるか、より良い政治の実現につなげられるかを考えていくことになります。

一方政治経済学部では、政治と経済を深く結びついた社会の両輪として考え、両方を学びます。

政治学を通じ、多様な視点で課題を見つめ、解決策を見出す方法論を身に付け、経済学からは経済活動を多角的にとらえ、社会の動きを把握する力を得ていきます。

国際関係を学ぶ学部

検討してみたいのが総合政策学部、国際政治経済学部や国際関係学科などの国際系の学部・学科などです。

まず、総合政策学は、特定の分野にこだわらず、社会が直面する問題を取り上げ、解決手法を探り出す学問です。

これからの国会議員には、さまざまな事柄が複雑に絡んだ問題を解決していかなければなりません。

総合政策学部で問題解決力を磨けば、議員の仕事に大いに生かせるでしょう。

また、国際系の学部・学科では、各国の政治・経済・文化、国同士の関係を踏まえながら国際社会が抱える問題の解決策を分析・研究します。

ますます国際化が進み、多様な国々との交流が増える日本は、複雑な国家間の関係の中で、各国の利害に思いを巡らせながら、日本はどう課題に対応すべきかを考えなければなりません。

国際系学部・学科なら、グローバル社会の国会議員に必要な問題解決力を深められそうです。

国会議員になるためのスクール

民間の政治塾

民間の政治塾として有名なものに松下政経塾があります。

現在のパナソニックの創業者である松下幸之助氏が、1979年に設立した民間の政治塾で、出身者には、自民党:小野寺五典氏(安倍内閣防衛大臣)高市早苗氏、民主党:松原仁氏、原口一博氏、日本維新の会:中田 宏氏などがいます。

そのほか、市川房枝記念会や大前研一氏が創設したNPO法人一新塾もあります。

政党の政治塾

自民党が主催する自由民主党中央政治大学院は、候補者養成のための政治塾であり、学生を対象としたインターンシップや地方に設置した学校もあります。

一方民主党には、民主党政治スクールがあります。

国会議員になるための留学

国会議員を目指すのであれば、留学も選択肢に入れたいところです。

欧米の大学、大学院で国際関係学や経営学を学び、活躍している現役の国会議員は珍しくありません。

留学を通じ、他国の政治経済情勢、文化を肌で知れば、国際問題を幅広い視野で見つめやすくなるでしょう。