国会議員の1年間のスケジュール

主な国会の種類

通常国会

毎年1月から開かれる国会で、通常は150日とされています。

審議に日数が足りない場合は延長されることもあります。

主な審議内容は「来年度の予算」で、予算を決めるだけでなく、それに関係した法律などに関しても議論されます。

臨時国会

通常国会で審議しきれなかったことについて決めるための国会です。

たいてい8月~9月ころから60日間前後開催されており、近年は2015年を除き毎年開催されています。

特別国会

衆議院選挙後の30日以内に開催される国会で、主に総理大臣を決めるために開かれます。

たいていは1週間から10日ほどの短期間で終わります。

参議院緊急集会

選挙期間中などで衆議院議員が1人もいないとき参議院のみで開く会議で、ここ数十年は開かれていない特別な国会です。

国会議員の1年の流れ

1月 通常国会開会式

通常国会の召集があります。

通常国会の会期は150日間、6月半ばまで続きます。

内閣総理大臣による施政方針演説が行われ、関係大臣から外交演説、財政演説、経済演説をそれぞれ聴きます。

これに対して衆議院と参議院で各会派が質疑を行い、議員は、政府の提出した翌年度の総予算や多数の法案(法律案)を審議します。

2月 総予算の審議

衆議院から審議が行われ、衆議院で議決されると参議院で審議されます。

年度内に予算が成立しないときは、暫定予算が組まれます。

3月~6月 法律案・条約等の審議

予算の審議が終わると、法律案・条約等の審議が本格的に始まります。

常会では多いときには100件以上の法律案が審議され、6月に通常国会が終了します。

また参議院は国の基本的事項について3つの調査会を設けており、その成果として調査会から報告書が提出されます。

7月~8月 閉会中

国会が閉会します。

閉会中、議員は地元に戻り地域密着の活動に集中します。

この期間に、議員を地方や海外に派遣しさまざまな調査を行います。

また3年ごとに行われる参議院議員の通常選挙は、一般的には7月前後とされています。

9月 臨時国会

必要に応じて臨時国会が召集されます。

緊急に対応が必要な補正予算、関連する法律案などを審議する場合もあります。

通常国会と同様、開会式が行われ、内閣総理大臣による所信表明演説も行われます。

10月

各会派からの代表質問、補正予算、法律案・条約などの審議が行われます。

11月 決算の提出

決算の国会提出。

参議院本会議で決算の概要報告・質疑が行われます。

12月 臨時国会終了

臨時国会が主料理、議員は地元に戻り活動に力を入れます。

会期中は国会を中心に活動

国会会期中、議員は主に委員会や本会議で予算、法案、条約などを審議したり、これらについての採決に参加したりします。

自ら法案をまとめて提出することもありますし、国政が適切に行われているかを確認するための質問主意書を、内閣に送ったりします。

さらにこうした活動の合間に、地元選挙区から陳情にやってきた人々に会ったり、地元に足を運んで地域住民の話に耳を傾けたり、実際に聞いた意見などを政府に伝えます。

国会閉会中は地元を中心に活動

国会が終わったら、多くの、議員は地元中心の活動に力を入れます。

選挙区が地方にある議員は、地元に戻って活動します。

お祭りなどの地域のイベント、地元の企業や業界団体などが主催する会合などに顔を出したり、支援者のところにあいさつに伺ったりします。

選挙に向けて支持基盤を固める狙いもありますが、地域住民の抱えている課題を聞き取ったり、生活状況を肌で感じたりして国会での活動に生かします。