ファンドマネージャーの志望動機

過剰なアピールは逆効果

他の職業を目指す場合と同じく、ファンドマネージャー志望者にとっても、志望動機は非常に重要なものとなります。

運用会社の就職面接では必ず志望動機が問われますし、目標に向かってモチベーションを保ってがんばり続けるためにも、明確な志望動機を考えておくことが大切です。

しかし、一点注意したい点があります。それは、もしあなたが大学で経済や金融を専攻していたり、株式投資サークルで運用経験があったとしても、その経験がそのままファンドマネージャー業務に活かせるとは限らないということです。

多くの学生は、大学で学んだ知識・スキルを活かし、ファンドマネージャーになりたいと話します。

しかし、現場には米国証券アナリスト資格(CFA)を持っている人や、海外の一流大学でMBAを取得したような、ハイレベルな人が大勢いるのです。

学生のレベルでいくら能力をアピールしたところで、プロから見れば、たいしたことではありません。

あまりにアピールし過ぎると、プラスの評価どころか「客観的な理解ができていない」と、マイナスに判断されてしまう可能性もあります。

もちろん、経験をきっかけに「ファンドマネージャーになりたい理由」を伝えることはいいのですが、広い視野を持ち、冷静かつ客観的な判断ができることはファンドマネージャーに必要な能力の一つ。

間違っても見栄を張ったり、「勘違い」人間にならないよう注意が必要です。

印象に残る志望動機を

たしかに、ファンドマネージャーになるためには、高い資質と能力が求められます。中途採用であれば即戦力として業務経験が重視されますが、新卒採用の場合、大学を出たばかりの人材に、採用側は特別に高いスキルを求めていません。

専門知識や経験ではなく、これからどれだけ成長できそうか。採用側が見ているのは、そのような「伸びしろ」です。

どこかで拾ってきたような志望動機で優秀に見せようとするよりも、自分の本音をしっかりとまとめて伝えようとした言葉のほうが、相手の心には残るでしょう。

ファンドマネージャーの仕事や金融業界について自分なりに勉強した上で、これから本気でがんばろうという姿勢、熱意を伝えることが何よりも大切です。

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