商学部で学ぶこと、学科、志望理由、就職先(読了時間:3分22秒)

商学部の理念

商学とは、企業と消費者を結び付けるビジネスそのものを研究する学問のことをいいます。

具体的には、商品・サービスが生産から流通チャネルを通して、どのように消費者に渡っていくのかという一連の流れを研究対象としています。

商学部では、実学としてのビジネスの理論を学び、企業と消費者の関係に注目しながら研究を重ね、国際社会で活躍できる実業家の育成を目指します。

経済学とも密接にかかわっていますが、経済学が社会全体の動きやしくみを研究するのに対し、商学は個々の企業の具体的な活動と消費者の関係性に着目します。

商学部で学ぶこと

商学部では、基礎科目として経済学基礎(マクロ経済、ミクロ経済)、統計学、経済学などを学びます。

年次が上がると、商学をより専門的に学んでいくためにコース別に分かれて学ぶことが多く、マーケティング、会計、マネジメントといった各分野から、ビジネスの世界をさまざまな角度から総合的に研究していきます。

そのほか、税理士公認会計士の資格取得を目指している人に向けた講義が用意されていたり、身につけた知識を実践していくために、実際に企業と連携して商品企画を行うような演習を取り入れている大学もあります。

税理士の仕事
公認会計士の仕事

商学部では、経済などの理論だけではなく、企業活動の場で直面する諸問題に対し、現実的な解決策を打ち出す力を身につけることが重視されています。

商学部のおもな学科と概要

商学科

マーケティング、流通、貿易、金融、ビジネス法務など、ビジネスや経済に関わる専門的な知識を身につけ、ビジネス社会で活躍できる人材を育成します。

経営学科

企業経営に関する基礎知識から実践的な応用力まで幅広く学び、事業組織の創設、組織化、運営、評価などを専門的に行える人材を育成します。

会計学科

計学の理論と実際に関する専門的知識を習得し、経営活動の動きを計数的側面からとらえるスペシャリストを目指します。

貿易学科

グローバルマーケティング論などを学び、急速に変化するグローバルビジネスの場で活躍できる知識・能力を備えた人材を育成します。

金融学科

金融を中心に、経営や会計などビジネスに必要な知識を包括的に学び、企業と経済を読み解く力を備えた人材を育成します。

商学部を選択する人のおもな志望理由

商学部を選択する人の志望理由で多いものは、ビジネスについて幅広く学び、将来はビジネスリーダーとして活躍したいという内容です。

経済学部と迷う人もいるようですが、より大きな視点で世界経済のしくみや原理を学ぶ経済学部に対し、商学部では実学としてのビジネスそのものを学びます。

より身近な視点でビジネスを捉えたいという考えを持ち、商学部へ進学する人も少なくありません。

商学部を置く大学は国公立から私立までさまざまありますが、とくに伝統校の商学部では有名な教授の講義が受けられたり、ゼミの種類や数も豊富にあるため、特定の大学の商学部を選択する人もいます。

商学部の雰囲気、男女比

商学部の男女比は、男性が7割、女性が3割程度となっている大学が多いようです。

男性のほうが若干多めとなる傾向にありますが、女性が圧倒的に少ないということはあまりなく、大学によってはほぼ同程度の割合となっています。

学部の雰囲気も大学によって異なるものの、勉強やサークル活動、アルバイトなどを両立している学生が多く、明るく風通しのよい雰囲気があります。

いわゆる学生らしい学生生活が送れるでしょう。

早くからビジネスの世界に興味を持つ人も多く、インターンシップに打ち込む人も少なくありません。

商学部の出身者で多い業界、その学部出身者の就職の状況

商学部出身者は、その大半が民間企業や政府系機関に就職しています。

銀行や証券会社などの金融機関、総合商社、メーカーなどへ就職する人の割合が比較的高く、あらゆるビジネスの現場において、ビジネスリーダーを目指していくために第一線での活躍が期待されます。

職種としては、経営企画やマーケティング部門で働く人が若干多めとなっているようですが、営業として活躍している人もいます。

就職率は大学によってだいぶ異なりますが、難関大学の商学部出身者は、大手企業へ就職を果たしている人も多くいます。

そのほか、公務員試験を受けて公務員として活躍する人や、スペシャリストとしてのキャリアを志向し、大学院で経営学修士(MBA)の学位を目指したり、公認会計士や税理士の資格取得に向けての勉強を続けたり、研究者の道を究めていく人もいます。

在学中に準備をし、卒業後すぐ、あるいは数年の準備期間を経て起業する人もいます。