スーパーバイザーのつらいこと・大変なこと・苦労

スーパーバイザーのつらいこと・大変なこと

目に見える結果を求められる

スーパーバイザーは、売上や利益といった明確な数字で、自身の仕事の成果を求められる職種です。

もしも思うような結果を出せなければ、自身の評価が下がるのはもちろん、「スーパーバイザーとしての適性がない」と判断されると、ほかの部署に異動を命じられることも十分にあり得ます。

そして、よりつらいのは、業績が悪い場合の影響が、自分だけではなくフランチャイズオーナーや店員にまで及ぶケースもあるということです。

ずっと業績が悪い店舗については、本部の判断で閉店になるケースもあり、そうなると、その店舗で働く人たち全員が仕事を失うことになります。

決してスーパーバイザー1人のせいではないとはいえ、責任を痛感しないわけにはいかないでしょう。

自分の腕前次第で、さまざまな人の人生さえ左右するかもしれない大きなプレッシャーにさらされるのが、スーパーバイザーのつらいところです。

勤務時間が不規則になりやすい

働く業界にもよりますが、スーパーバイザーはかなり勤務時間が不規則になりやすい職種です。

コンビニエンスストアは原則24時間営業・年中無休ですし、スーパーや飲食店も大半の店舗は深夜まで営業しています。

コールセンターや介護施設も、24時間体制のところは数多くあります。

そういった店舗の責任者として働くスーパーバイザーは、時間帯や曜日に関係なく、なにか問題が発生すれば現場に急行して、事態の収拾に当たらなくてはなりません。

体力的にも精神的にも、スーパーバイザーは非常に過酷な仕事といえるでしょう。

受け持つ店舗数が増えれば増えるほど、さまざまな店舗から呼び出しがかかって、業務はより厳しさを増すことになります。

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スーパーバイザーの悩み

スーパーバイザーは、本部と現場との間で板挟みになることの多い職種です。

たとえば本部で設定された売上目標を現場に伝えると、「そんな厳しい数字とても達成できない」と店長側に反発されることもあります。

現場のつらさを知るスーパーバイザーからすると、店長のいうことにも共感できるのですが、かといって本部の意向を無視するわけにもいきません。

立場上、なんとしても掲げられた目標を達成させるべく、現場に発破をかけたり、叱咤激励しなければなりません。

売上目標だけではなく、アルバイトの雇用状況や店舗の営業時間といったオペレーションの部分や、販促フェアやキャンペーンの内容など、さまざまなことで本部と現場の意見の食い違いは頻繁に起こります。

本部と現場、どちらの肩をもつこともできないスーパーバイザーは、両者の間で思い悩むことが多いようです。

スーパーバイザーを辞める理由で多いものは?

スーパーバイザーを辞める理由で多いのは、担当する店舗で思うような成果が出ないときです。

どれだけ一生懸命に計数管理をして、現状分析から問題点を発見し、店長と二人三脚で知恵を出し合ったとしても、商圏人口や他社との競合といった外部要因もあり、状況が改善するとは限りません。

ビジネスである限り、絶対に成功するということはあり得ませんので、いつでも必ずどこかの店舗は争いに敗れ、撤退していくことになります。

どれだけがんばっても結果が出ないとき、無力感や己の力不足、ふがいなさを感じて、スーパーバイザーを辞める人もいます。

スーパーバイザーは、経営者としてのセンスや統率力などが求められるため、人によって向き不向きが分かれやすい職種でもあります。

結果が出せなければ、スーパーバイザーとして働き続けていくことは難しいかもしれません。