旅行代理店社員の勤務時間・休日・残業は多い?
旅行代理店社員の勤務時間
旅行代理店での勤務時間は会社によって異なるものの、スタッフは基本的に店舗の営業時間に沿って働きます。
10時頃に開店し、19時あるいは20時くらいに閉店する店舗が多いようですが、都市部ではさらに遅くまで営業しているところもあります。
スタッフは開店の30分から1時間前には出社し、開店準備業務を行って、開店と同時にお客さまをお迎えできるようにします。
閉店後も、掃除や片付けなどで30分から1時間程度仕事をしてからの退社となるように、勤務時間が設定されていることが一般的です。
労働時間は1日実働8時間程度となっていますが、正社員の場合、定時でピッタリと上がれることはあまり多くないようです。
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旅行代理店社員の休日
旅行代理店におけるカウンター業務の場合、週末は最も忙しい曜日となります。
そのため土日に休むことは非常に難しい状況です。
年中無休で営業する店舗に勤務する場合、たいていはシフト勤務となっており、休日となる日は週や月によって異なります。
その場合、連休がとれないケースも珍しくないようです。
とくにゴールデンウィークや年末年始前の繁忙期となれば、休日返上で出勤し、閑散期に振替休日を取得することもあります。
なお、定休日が設定されている店舗も一部あり、その場合には固定の曜日で休みをとることができます。
旅行代理店社員の残業時間
旅行代理店の残業時間は多めといわれています。
忙しさは店舗によって異なりますが、お客さまの数が多いところでは月に50時間を超え、繁忙期になると100時間近くになる場合もあります。
さらに、いまだにサービス残業がある職場も多いようです。
お客さま相手の仕事になるため、残業はある程度覚悟しておいたほうがよいといえそうですが、あまりにハードな環境では長く仕事を続けるのが難しくなるかもしれません。
残業の状況については、就職前に確認しておいたほうがよいでしょう。
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旅行代理店社員は忙しい? 激務?
業務量は多くなりがち
旅行代理店は一般的に業務量が多く、非常に忙しいといわれています。
カウンターセールスでは、調べ物をしながら宿泊や交通の手配・予約をするといったコツコツとした作業が多く、機械化できない部分もたくさんあるため、どうしても手間と時間がかかってしまうことは否めません。
とくにお客さまの数が多い大都市の店舗では、休む間もなく次々と多様なニーズを抱えたお客さまが来店されます。
中小規模の旅行代理店では部署が分かれていないケースが多く、電話受付や接客、コースの企画、手配、請求書や資料の準備、チラシの校正、ツアーの添乗など多くの業務を一人で行うこともあります。
繁忙期には営業時間中ほとんど休憩をとる暇もなく働かなくてはならず、閉店後も残務処理に追われるといった毎日を過ごすことになりやすいといわれています。
クレーム対応に追われることも
旅行代理店の仕事では、精神的なストレスも大きくなりがちです。
「人相手」の仕事であることから出会いがたくさんあったり、お客さまに「ありがとう」と笑顔になってもらえたりするなど大きな喜びを実感できる反面、ときにクレームを受けるなどつらい思いをすることもあります。
自分では頑張っているつもりでも、お客さまに満足いただけなかったり、場合によっては理不尽な言葉をぶつけられてしまったりすることもあるかもしれません。
接客やサービスの仕事にクレームは付き物ですが、いつでもお客さまのために行動することが求められます。
単純に労働時間の長さではなく、こうした人との関わり方の難しさ、奥深さに対してハードだと感じる人もいるようです。
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