住宅メーカー社員に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

住宅メーカー社員に向いている性格・適性

人の話を聞ける人

住宅メーカー社員にとって最も大事な能力は、お客さまの話を聞く力です。

自分の「住まい」に何を求めるのか、何を優先するのかは、お客さまによって千差万別であり、設計プランには決まった正解というものがありません。

お客さまごとに個別にヒアリングを行い、家族構成や生活スタイル、趣味、性格などを把握し、予算なども十分に聞き出したうえで、できる限り理想に近いプランを練ることが求められます。

相手の意思をどれだけ正確につかめるかが、住宅メーカー社員の腕の見せ所であり、また成約を勝ち取るためのカギでもあります。

普段の生活のなかで、人の話をじっと聞くのが得意という人や、相手の考えていることがわかるという人は、住宅メーカー社員に向いているでしょう。

家族や友人などから自然と相談ごとを持ちかけられるという人は、生まれつきの素質が備わっているのかもしれません。

プレッシャーに強い人

住宅メーカーの営業は、結果主義の仕事です。

たとえどれだけ親身な接客を心掛けても、あるいは勤勉に努力しても、成約まで結びつかなければまったく評価されません。

社員個人単位やグループ単位、支店単位で、成約件数などのノルマが設定されており、営業成績が悪ければ職場の雰囲気は悪くなりますし、上司から厳しい言葉をぶつけられることもあるかもしれません。

住宅メーカーは、そうした強いストレスにさらされる仕事ですので、精神的にタフで、プレッシャーに強い人が向いているでしょう。

ただし、ほかの商品とは違って、住宅はそう簡単に売れるものではありませんし、どんなに優秀な人でも、毎月毎月結果を出せるわけではありません。

このため、心のどこかで数字を気にしつつも、数字ばかりにとらわれない、いい意味での「鈍感さ」のある人も、住宅メーカー社員の適性があるでしょう。

スケジュール管理の得意な人

ひとつの家をつくるには、施主(せしゅ)であるお客さまはもちろん、設計担当、生産担当、現場の大工や職人、設備業者など、数多くの人が関わります。

それぞれに仕事の段取りや都合がありますので、住宅メーカー社員はその調整役として、作業にかかる時間や納期を把握し、逆算してスケジュールを組み立てなければなりません。

このため、普段から時間などにきっちりしており、計画的にものごとを進められる人は、住宅メーカーに向いているでしょう。

タイプとしては、夏休みの宿題を最終日にまとめて一気に片付けるという人よりも、毎日少しずつでもコツコツと消化する人のほうが、住宅メーカー向きといえます。

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住宅メーカー社員に向いていないのはどんな人?

我の強い人

住宅メーカーの仕事は家をつくることですが、家づくりの主役はあくまでお客さまであり、社員はそれをサポートする立場に過ぎません。

住宅メーカーの仕事でよくある失敗は、相手の意見をくみ取っているつもりが、いつの間にか自分自身の意見やプランを押し付けてしまっているパターンです。

自分の考えを押し付ける姿勢では、お客さまに喜んでもらうことはできませんし、成約を取ることもできません。

性格的に自分の意見を通したいという我の強いタイプの人は、住宅メーカー社員には向かないでしょう。

プライベートを優先したい人

住宅メーカーは、給料など経済的な面は恵まれている一方、かなりハードワークが求められる仕事です。

住宅展示場やモデルルームは、世間一般が休みとなる土日に来客が多くなりますので、住宅メーカー社員は基本的に土日祝日は仕事に出なければなりません。

平日についても、夕方以降にアポイントがあったり、設計プランの手直しや関係各所との打ち合わせが長引いたりと、帰宅時間は遅くなりがちです。

毎日定時で帰りたい、土日は休みたいなど、プライベートを優先して生活したいという人は、住宅メーカーには向いていないでしょう。