イラストレーターになるには? 資格は必要? 目指す人が知っておきたいことまとめ
求められるものや資格の有無、就職先などを知ることで、自分に向いているかどうかを判断ができます。
この記事では、イラストレーターになるために知っておくべきことを解説します。
イラストレーターを目指すなら知っておきたい仕事内容
イラストレーターとは、「依頼されたイラストを描く」ことが仕事です。
漫画家や画家と異なり、「自分の描きたい絵」ではなく「依頼主の期待に応える絵」を描く必要があります。
イラストレーターの活躍の場はさまざまで、例を挙げると以下のようなもの向けに作品を提供することが仕事になります。
- ポスターなどの広告向け
- ゲームアプリ向け
- 家庭用ゲーム機向け
- 商品パッケージ向け
- 雑誌・本向け
イラストレーターの資格
取得必須ではありませんが、イラストレーターの仕事に関連する民間資格としては、
- Photoshopクリエイター能力認定試験
- 色彩検定
- CGクリエイター検定
があります。
身につけた知識や技術は業務にもおおいに生かせるため、学生時代に取得を目指すのもよいでしょう。
ただし資格があることで就職・転職が大きく有利になることはめったにありません。
あくまで絵を描くための基礎的な力や美的感覚・センスなどが問われる実力主義の世界と考えておいたほうがよいでしょう。
イラストレーターになるための学校の種類
イラストレーターになるために必ずしも学歴は問われませんが、イラストレーターを目指す人は、イラストやデザインの基礎知識を学べる学校に進学する人が多いです。
イラストレーターを目指す人の進学先には、
- 美術系の大学
- 一般大学の美術系学科
- デザイン系の専門学校
などがあります。
このような学校は非常に人気が高く受験の際も高倍率となるため、予備校などに通い受験の準備をする人も多いのが特徴です。
もし学校でイラストの基礎を学ぶ機会がないとしても、イラストレーターを目指す場合は仕事で使用す「Photoshop」や「Illustrator」などパソコンソフトの必要最低限の知識・技術は習得しておく必要があるといえます。
イラストレーターになるためにはどんな学校に行けばいい?(大学・専門学校・スクール)
20代で正社員への就職・転職
独学でイラストレーターになれる?
独学でイラストレーターになるには
資格
イラストレーターは、特別な資格や学歴が求められる仕事ではありません。
上手にイラストを描きさえすれば、誰でもすぐイラストレーターとして活躍できます。
しかし、ここでいう「上手にイラストを描く」というのが大変なことであり、多くの人がつまずいてしまうポイントでもあります。
デッサン力の向上は不可欠
もし独学でイラストレーターを目指すなら、デッサン力を高める努力は必須です。
イラストの描き方やデッサンの基礎については市販の教本もたくさんあるため、自分に合ったものを見つけ参考にしながら練習するとよいでしょう。
また、毎日ある程度の量のデッサンをこなしていくことは不可欠です。
そして、日頃からできるだけ多くプロのイラストを目にするように心がけるとよいでしょう。
その際に、「売れる絵とは何か」「どのような絵が求められるのか」を自分なりに考え、自分の作品作りに取り入れていくことが重要です。
コンテストに応募する
イラストレーターとして、日の目を見ることを目指すのであれば、地道に絵の練習を続けることだけでなく、さまざまなイラストのコンテストやコンペに応募するとよいでしょう。
コンテストに参加する作品づくりをすることで、イラストレーターとしてのモチベーションが上がりますし、作品作りを通しておのずと自分の実力も見えてくるものです。
近年では、出版社や企業が主催する「コンテスト」のほか、インターネット上でも多くの「コンテストやコンペ」が行われ、イラストレーターが作品を公開する「SNSや情報サイト」も活発に利用されています。
思わぬ仕事や人脈のきっかけになることもあるので、積極的に活用しましょう。
独学のメリット
書籍だけでなくインターネット上にも多くの情報があるため、イラストの知識や技術の習得だけであれば、独学で習得することも十分可能です。
独学のメリットは、自分の好きなことを好きなだけ突き詰めて勉強できるところにあります。
大学や専門学校に進学した場合、自分に興味のない画法やカリキュラムでもこなす必要があり、独学なら自分の専門分野や得意分野に特化した勉強ができます。
また、時間や金銭面での制約がないため、自分のペースで自由な時間に勉強ができるところも大きなメリットです。
独学のデメリット
独学のデメリットは、体系的に学ぶ方法が少ないことです。
どうしても自分の好きな分野や得意分野に勉強が偏りがちで、絵を描いていても、なかなか上達しなかったりオリジナリティが出せなかったりなどの悩みを抱える人もいます。
また同じように学ぶ仲間がいないことで、イラストに関する情報交換をしたり、発表した作品を見て刺激を与えあったりなど、コミュニケーションをとる機会がすくないこともデメリットの1つです。
こうしたデメリットは自分の勉強方法次第で解決できることではありますが、こうした壁を乗り越えるために進学を目指すという人も少なくありません。
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イラストレーターの就職先
学校を卒業後、すぐにフリーランスとして働ける人は少なく、
- 広告制作会社
- 企業の広告部
- デザイン事務所
- ゲーム会社
のような就職口からイラストレーターとして仕事をはじめることになります。
在職中に人脈を拡げたり、デザインやイラストに関する賞を取ったりするなどして実績を重ね、フリーとして独立する人も数多くいます。
20代で正社員への就職・転職
イラストレーターの働き方
イラストレーターの働き方とメリットは、
- 会社員:安定した給与と福利厚生が魅力
- フリーランス:成功すれば高い給与が得られる
- 副業:自分のペースでイラストレーターとして働ける
などがあげられます。
イラストレーターとしてはじめからフリーで仕事をするには、人脈や実績がないので非常に難しく、年収が100万円に満たない人もいます。
一方で、有名イラストレーターとしてフリーランスで活躍できるようになれば、1,000万円を超える年収を得ることが可能です。
はじめは会社員や副業として人脈や実績を作ってからフリーランスになることが望ましいでしょう。
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イラストレーターとして一人前になるまで
イラストレーターとして企業に就職したとしても、すぐにイラストレーターとしてイラストを描く仕事にありつけるわけではありません。
多くの場合は、
- アシスタントとしてデザインについて学びながら仕事を手伝う
- グラフィックデザイナーとして経験を積む
というパターンとなります。
そして実力が認められると、ようやくイラストレーターとしてのキャリアがスタートします。
そのままフリーとなる人も多いですが、その場合は出版社や広告会社への営業や経理に関することなどもすべて一人でこなさなくてはならないため、その部分の知識も必要です。
イラストレーターになるにはどんな努力が必要か?
イラストレーターになるには、以下の3つを継続して行うべきです。
- 依頼を受けてイラストを描く
- 「見る力」を鍛える
- デッサン力を磨く
依頼を受けてイラストを描く
イラストレーターになるために必要なことは、「人に頼まれたイラストを描く」ことです。
イラストレーターの仕事は「自分が描きたいイラストを描く」のではなく、「相手が望んでいるイラストを描く」ことです。
もちろん、自分の描きたいイラストを自由に描くことも大切です。
仕事の合間に自分の好きなイラストを描いて、リフレッシュしたりスキルを磨いたりしているイラストレーターは多くいます。
「見る力」を鍛える
イラストを描く上では「見る力」が非常に重要です。
どんなにうまいイラストを描けるイラストレーターでも見たことがないものは描けません。
日常生活のなかで自分の視界に入ってくるさまざまなものを、しっかりと視覚でとらえることがイラストレーターには求められます。
イラストレーターになり経験を積むと、さまざまなものを「図形の組み合わせ」や「色の組み合わせ」としてとらえ、イラストを描くときに生かしていけるようになります。
デッサン力を磨く
イラストレーターとして求められるスキルの一つに、デッサン力があります。
デッサン力は、リアルな絵を描くときに有利なのはもちろん、ディフォルメした絵や個性の強い絵を描くときにも有利になります。
デッサンの練習をする場合は、教室などに通わなくても、自分で身近のものをスケッチするだけでも十分です。
とくにデッサンが苦手だという人は、「見る力」を養うためにも「対象をじっくり観察して描く」ことを繰り返しましょう。
イラストレーターになるには年齢制限がある?
イラストレーターになるために年齢制限はなく、イラストレーターになりたいと思えばいつからでも目指せます。
ただしそれはフリーランスの場合で、企業での求人には年齢制限があることもあるので注意が必要です。
いつからでもなれ、さらに実力さえあれば長く活動することもできる仕事ですが、ずっとイラストを描き続けられるかという体力の問題や、若い人たちのプレッシャーに打ち勝てるかどうかはその人の努力次第です。
イラストレーターに向いている人
イラストレーターに向いている人は以下の特徴があるといえます。
- イラストを描くことが好きな人
- オリジナリティのある人
- コミュニケーション能力がある人
イラストを描くことが好きな人
イラストレーターにとって、最も基本的かつ大事なことは「イラストを描くことが好き」ということです。
趣味を仕事にする人も多いため、とにかくイラストが好きで、イラストを描くことにやりがいや充実感を得られる人でなければイラストレーターは務まりません。
オリジナリティのある人
単に絵がうまいというだけでなく、自分だけのオリジナリティがあるイラストを描けなければ、成功することは難しい仕事です。
自分なりの個性やアイデアをイラストで表現できる人が向いているといえるでしょう。
コミュニケーション能力がある人
イラストレーターの仕事は人脈によって決まることが多い業界のため、
- コミュニケーション能力がある
- 人付き合いがよい
- 誰からも信頼されるタイプ
が向いているといえます。
「イラストレーターになるには? 」のまとめ
絵を描くための基礎的な力や美的感覚・センスなどが問われる実力主義の世界なので、イラストレーターになるための資格はありません。
見る力やデッサン力・個性を出せる人がイラストレーターに向いています。
そのため、まずはイラストやデザインの基礎知識を学ぶために、学校に進学する人が多いです。
ただし、学校を卒業後にすぐにフリーランスとして働ける人は少なく、はじめは会社員や副業として人脈や実績を作ってからフリーランスになることが望ましいでしょう。
イラストレーターを目指す方へ
「真剣にイラストレーターを目指したい」という場合は、イラストレーターの専門学校に通うことも検討しましょう。
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