品質保証のやりがい・楽しさ・魅力
品質保証のやりがい・楽しさ
人々の安全と安心を守る
メーカー企業は、自社製品について大きな社会的責任を負っています。
もしも品質に何らかの問題を抱えた商品を販売してしまった場合、私たち消費者は危険にさらされることになります。
食品メーカーであれば食中毒に、医薬品メーカーであれば薬害などの健康被害に、自動車メーカーであれば事故につながり、ときに命に関わる大問題に発展する可能性もあります。
そうした事態を招かないために、あらゆる工程をチェックすることが品質保証の役割です。
非常に重い責任が伴いますが、同時に「人々の安全を守っているんだ」という大きなやりがいを感じられる職種であることは間違いありません。
ものづくりを通して人の役に立ちたい、社会に貢献したいと考えている人にとっては、品質保証はうってつけの仕事といえるでしょう。
関わった製品が世に出たとき
品質保証は、自社で新しく商品をつくる際、商品の企画段階からたずさわるケースもよくあります。
原材料の調達方法、製造方法、パッケージのデザイン、出荷方法、流通経路など、「品質的に問題ないものをつくる」という観点から、その商品に関するありとあらゆる作業を網羅的に手掛けます。
その業務量は膨大であり、大変な苦労が伴います。
そのかわり、全工程に関わる品質保証だからこそ、無事に新商品が発売されたときの喜びはひとしおです。
自分の関わった商品が無事に市場に出回り、店頭に並んでいるのを見たときが、品質保証にとって大きなやりがいと達成感を味わえる瞬間といえるでしょう。
街中で誰かがその商品を使ったり持ったりしているのを見たときも同じように、喜びと自分の仕事に対する誇りが感じられるといいます。
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品質保証の魅力
ほかの社員から頼りにされる
品質保証は、さまざまな工程についてチェックし、最終的な「OK」を出すポジションです。
製造部門も出荷部門も販売部門も、会社のあらゆる部署が、品質保証の判断を頼りにしています。
無事に商品が販売されるのは、品質の専門家である品質保証の太鼓判があってこそです。
絶対に間違いの許されない仕事を託されていること、そしてほかの社員から頼られる存在であることが、品質保証の魅力です。
誰かに必要とされたい、誰かに頼られることで実力以上の力を発揮できるという人については、品質保証は非常に魅力的な職種といえるでしょう。
ものづくりの全体像を見れる
品質保証は製品製造のすべてに横断的に関わる職種です。
品質保証の仕事を通じて、経営者に近い視点で、ものづくりの全体像をとらえることができます。
広く「製造のすべて」を知ることができるのは、品質保証ならではの魅力といえるでしょう。
そこで得られた知識と経験は、どの部署に異動になっても生かすことができる大きな武器となるはずです。
また、品質保証として働いていると、社内のさまざまな部署に知り合いができます。
そこで形成された人脈のネットワークは、今後のキャリアを歩んでいくうえであらゆる面で役立つ、貴重な財産となるでしょう。