不動産営業のやりがい・楽しさ・魅力
不動産営業のやりがい・楽しさ
取り扱うものの重大さ
不動産営業の仕事のやりがいは、不動産というもの自体がもつ重みにあるといえます。
それが土地であっても建物であっても、また新築物件であっても中古物件であっても、不動産は金額的に非常に大きな買い物です。
マイホームであれば、一大決心をして何千万円もの住宅ローンを組み、その後何十年にもわたってコツコツと返済していくことになります。
事業用のビルや投資用マンションなどの場合は、一度の取引で数億円という大金が動くことも珍しくありません。
ときに人生のターニングポイントにもなり得るような大きなものを日常的に扱うことが、不動産営業の仕事の楽しさであり、また同時に難しさでもあります。
なお、賃貸営業の場合は、売買営業と比べて1件あたりの取引で動く金額は小さくなりますが、「お客さまの住まい選びに深く関わる」という、仕事がもつ重大さは変わりません。
さまざまな人に出会える
不動産営業は、年齢や性別、職業などに関係なく、ありとあらゆる人がお客さまとなります。
上京したての初々しい大学生を相手に下宿先を紹介することもあれば、資産家の老人を相手に投資物件を紹介することもあります。
一緒に物件を見て回るなかで、不動産の話だけでなく、雑談や趣味、仕事、過去の思い出、人生の教訓など、さまざまな話をすることになります。
意気投合して個人的に仲良くなると、何度もリピートしてくれたり、別のお客さまを紹介してもらえることもありますし、ときには仕事の域を超えてプライベートな付き合いに発展することもあります。
そうやってできる「人と人のつながり」が、不動産営業の楽しさ、面白さです。
不動産の仕事をしていなければ決して出会えなかったであろう、多種多様な人との出会いを生かすことができれば、人生はより豊かに、実りあるものになっていくでしょう。
20代で正社員への就職・転職
不動産営業の魅力
仕事の成果が収入にダイレクトに反映される
不動産営業の魅力は、なんといっても、誰でも平等に稼げるチャンスがあるということです。
不動産営業の給料は、歩合制の割合がかなり高く設定されているケースが一般的であり、賃貸や売買の契約成立時に得られる「仲介手数料」の一部が、直接自分の給料に還元される仕組みとなっています。
勤続年数も年齢も学歴も関係なく、契約さえ取れれば、高収入が期待できます。
営業能力の高い人であれば、よくいわれる「20代で1000万円」という数字も決して夢ではありません。
そのぶん、結果を出せなければ給料はわずかな基本給のみとなりますので、ハイリスク・ハイリターンといえますが、大金を稼ぎたい人にとっては非常に魅力的な仕事といえるでしょう。
多様なキャリアプランがある
不動産業界には、営業だけではなく、さまざまな仕事があります。
メンテナンスなどの物件管理の仕事もありますし、ディベロッパーと呼ばれる開発の仕事や、マーケティングやコンサルティングの仕事もあります。
不動産営業で得られる知識やスキルは、非常に汎用性が高いため、営業の仕事を起点として、さまざまなキャリアにつなげることができる点も大きな魅力といえるでしょう。
不動産業界を飛び出して、資産運用や投資信託などの金融業界に進むこともできますし、設計や施工管理などの建設業界に進む道も考えられます。
間口の広さとキャリアプランの多様性を考えると、不動産営業は、スペシャリストになる第一歩として、最適の職業といえるかもしれません。