不動産の法人売買仲介は、会社と上司により当たりはずれが大きい
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投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 2.00
- 仕事内容
- 3.00
- やりがい
- 3.00
- 働きやすさ
- 3.00
- 給料・年収
- 3.00
- 休日・待遇
- 2.00
- 成長・将来性
- 2.00
- メッセージ
-
不動産仲介会社で法人売買仲介の仕事について、初めて取り組む方は以下の点を注意しましょう。
①宅建は必須
持っていないと重説が一人でできないため、契約行為が実質できません。大手であれば全社的な講習があるので、半年間必死に勉強して一発で合格を目指してください。まじめに勉強すればかならず受かる資格です。②属人化が激しい
裾野が広い業界なので、レベルの低い人が目立ちます。そのため一度取引したことがある、取引したことのある人の知り合いなど、とかく取引が属人化しがちです。エンド向けの売買のような一定の確率論(広告投下で何人集客し、何人/何回案内で購入希望)が通用しません。
(法人仲介の)未経験者の人は、上司の案件を手伝って、上司の人脈からの成約を狙っていきましょう。 - 仕事内容
-
◆勤務地:東京
◆勤務先規模:部門で300人程度(うち営業150名)
◆仕事内容の詳細:法人売買仲介
主として事業用不動産(開発用地・自社ビル・工場など)や収益不動産(テナントビル・賃貸マンション等)を国内法人、富裕層に売買仲介する仕事。担当者自ら売り物件及び購入希望先の開拓、営業活動、価格及び条件交渉、契約書類作成、契約手続き、引渡までの各種アレンジメントを手掛ける。◆職場での役割:担当営業
6-10名のチームとなり、グループマネージャー、サブマネージャー、担当営業に分かれて上記の仕事を行う。チームといっても個人商店の集団のため、物件の取り合い、客の取り合いが隣同士で良く起きる。 - やりがい
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◆大きい金額を動かす緊張感と満足感
1物件あたり1億-100億と、エンド向けの売買仲介では味わえない金額を体験できる。
加えて、交渉範囲や調査項目も多岐にわたるため、極度の緊張感の中での仕事を要求される。
但し、終わった時の達成感、満足感は高く、一度体験すると病みつきになる。◆高額歩合
必然的に得られる仲介手数料(料率:%のため)も高額となる。
それこそ年収分の歩合が入ります。
一方、実績上げられないと新卒並みの年収になってしまうこともありますが。。。 - つらいこと
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◆数字=人格
営業になるため、手数料収受額=人格となります。
高い手数料を取れれば(犯罪や背任以外)何をやっても許されますが、手数料収受がなければ、存在しているだけで怒られます。◆個人商店
上記のような文化なので、会社や部署によっては上司であってもライバルです。
客や物件の取り合いが頻繁に起きます。
また大金が絡むのでいやがらせ(電話取り次がない・ものを盗む、隠す)が起きることが前提と考えて下さい。 - 向いてる人
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◆向いている人
セルフマネジメントができる人、人を蹴落としても実績上げるという強いモチベーションの持てる人、お金への執着が激しい人◆向いていない人
優しすぎる人、優柔不断な人、メンタル弱い人、嫌われるのが怖い人
- 給料・年収
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◆給与水準:30代の場合
残業含めて年収400万程度が固定給
内訳は以下の通り 基本給:25万 残業:8万(40時間相当) 資格手当:2万
後は歩合給 実績上げれば歩合だけで1,000万以上稼ぐことも可能です。 - 成長・将来性
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◆将来性
AIの進化、両手取引の規制気配、オークション方式の拡充などから、なくなりはしないがあまり発展性がないかもしれない。AIの進化:営業社員が個別に物件情報を提案するスタイルから、物件の特性などから、近しい購入検討者を割り出す仕組みやその検討者へ自動的にメール配信する仕組みができ始めている。
両手取引:両手仲介は日本特有の仕組みで、これが情報の囲い込みや不適切に安い金額での取引につながっていて、売主に対して不誠実や不透明なキックバック(担当者ボーナス)につながっている。
オークションシステム拡充:上記の不透明取引を是正するために徐々にオークションシステムによる売却活動が増えており、営業社員の存在意義が狭くなりつつある。